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冨安、板倉は内諾か…大岩ジャパンのパリ五輪メダルを左右する最大3人オーバーエイジ枠の行方

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月2日 9時26分

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遠藤航が加入すればバリエーションは広がるが…(C)J MPA

 29日に大岩剛監督率いるU23(23歳以下)日本代表が五輪アジア最終予選を兼ねたアジア杯の準決勝で難敵イラクを破り、8大会連続となる2024年パリ五輪出場を決めた。

 そこで24歳以上の特別枠「オーバーエージ(OA)枠」(最大3人)を指揮官が行使した場合、誰を選ぶつもりなのか。

「世界と戦うには何よりも安定した守備が最優先される──がモットーの大岩監督は、センターバック(CB)2人にOA枠を使うことを決めており、半年前には英プレミアDFの冨安健洋(25=アーセナル)と独1部DFの板倉滉(27=ボルシアMG)をリストアップ。2人から内諾も得ているともいわれ、これから所属クラブを説得する方向」とはサッカー関係者。

 アジア杯1次リーグの初戦でレッドカードを受けたC大阪DFの西尾隆矢(22)。その西尾が不在のDFラインで奮闘して五輪出場権獲得の原動力となった川崎DFの高井幸大(19)と鳥栖DFの木村誠二(22)の3人は国際試合の経験不足もあり、五輪本番でのプレーを不安視する向きもある。

 大岩監督の鹿島時代の教え子でCBと左SBの両方をこなせるベルギー1部DFの町田浩樹(26=サンジロワーズ)も内定の噂が根強い。五輪本大会は登録人数が予選の23人から、18人に絞り込まれる。レフティーで複数のポジションをこなせる町田は適役なのだ。

「その他の有力候補として、英プレミアのリバプールでレギュラーを務めるMF遠藤航(31)の名前も取り沙汰されている」と前出の関係者が続ける。

「A代表で主将を務めるだけあって統率力に問題はないし、ボランチとして類いまれなボール奪取力は五輪本大会でメダルを獲得するために不可欠な存在です。例えば、試合展開に応じて3DFシステムに変更する際、遠藤がDFラインに下がって左右に冨安と板倉を従える形でプレーすれば、選手交代をしないでスムーズに移行できる。戦術理解度の高い遠藤はOA枠を守備重視で使う場合、非常に重宝します」

 30日、A代表の森保監督は、大岩ジャパンに全面協力する意向を示した。

 1968年メキシコ大会で銅メダルを獲得して以来、五輪代表の最高位は12年ロンドン大会と21年東京大会の4位。56年ぶりのメダル獲得なるか? OA枠の行方が注目される──。

  ◇  ◇  ◇

 今大会の日本はグループリーグ最終戦で韓国に敗れ、決勝トーナメント初戦は前半に退場者を出したカタールに苦戦を強いられるなどチームの脆弱さが際立っていた。ところが日本時間4月30日のイラク戦では一変、「攻守で見違えた姿」で勝負を制し、パリ五輪切符を手に入れた。一皮も二皮もズル剥けたような大岩ジャパンにいったい何があったのか。

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