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2024年の梅毒の新規感染者数は歴代ワースト2位…23都府県で過去最多の昨年を上回る

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月11日 9時26分

2024年の梅毒の新規感染者数は歴代ワースト2位…23都府県で過去最多の昨年を上回る

(C)日刊ゲンダイ

 2024年1月1日~12月29日までの梅毒、HIVの新規感染報告件数が出そろった 国立感染症研究所が10日に発表した感染症発生動向調査週報(IDWR)速報データ第52週(12 月23日~12月29日)によると、梅毒の新規感染者報告件数の全国累計数は1万4663件。現在の方式で統計を取り始めて以来、過去最多だった2023年の1万4906件に243件及ばなかったものの、歴代2位のワースト記録となった。

 2015年の全国の累計数は2638件だったことから10年間で5.5倍に膨れ上がったことになる。

 都道府県別にみると過去最多だった昨年の記録を上回ったのは、青森、宮城、秋田、茨城、栃木、群馬、埼玉、東京、神奈川、新潟、富山、石川、山梨、長野、静岡、愛知、三重、京都、鳥取、島根、岡山、大分の23都府県。山形は昨年と同数で北海道、広島、福岡ら23道府県が昨年を下回った。

HIV感染とAIDS発症者の2024年の新規累計報告件数は?

 一方、2024年の後天性免疫不全症候群(HIV感染者+AIDS発症者)の全国の新規累計報告件数は991件で、昨年の943件を48件上回った。この数字は10年前の1408件から年々減少し2022年には863件まで減少したが、2年連続の上昇となった。

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