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【タイ】プラユット首相来日で新鉄道計画を打診=韓国が不満を表明

Global News Asia / 2015年1月15日 16時10分

ヘルファイヤーパスと呼ばれる第2次世界大戦当時に建設された泰緬鉄道の一部を走るタイ国鉄。

 2015年1月14日、タイメディアによると、2月8日から10日に来日を予定しているプラユット首相が、安倍首相に対して3路線の新規鉄道計画について説明し、日本に協力を打診する意向だという。

 プラユット首相の来日は当初、2014年12月中旬に予定されていたが、日本の総選挙の影響で延期されていたもの。この来日でプラユット首相は、タイ国内の鉄道計画について、あらためて説明、日本側の理解と協力を要請する模様だ。

 タイの鉄道計画は当初、前インラック首相の時代に高速鉄道として計画されていたが、軍事政権で再検討の結果、運行速度を落とした中速型の鉄道として6路線が再計画された。

 このうち、東北部ノンカーイから中部サラブリ県ゲンコーイ、東部ラヨーン県マプタプットへ到る路線とゲンコーイからバンコクへの2路線は中国の全面協力で建設することが決まっている。

 今回日本に打診されるのは、タイ東北部ムクダハーンからコンケーン、中部ピサヌロークからメーソートへ東西を横断する770キロのルート。2つ目は、バンコクからチェンマイへの653キロ。

 そして、カンチャナブリー県のミャンマー国境プーナムロンからバンコクを通りマプタプットへ到る339キロの3つのルート。このルートはミャンマーのダウェイへと延伸が計画されている。

 また、この路線は先の大戦当時、戦場にかける橋として知られる多くの捕虜たちが強制労働で犠牲になった泰緬鉄道のルートに近い。

 計画では、中国協力の路線同様に全線を複線とし、最高速度140キロほどとなる予定。人だけでなく、アセアン内を移動する物資貨物の輸送も含まれている。

 すでにタイ国内では先月、在タイ日本大使館職員がタイの運輸省で協議を行なったという。

 これらの新規鉄道計画には、ここに来て、韓国政府が不満を表明しているが、これまで韓国側がタイ政府に働きかけているというニュースは聞かれなかった。タイ政府もこれまで通り中国と日本という2本柱を重視する姿勢に変更はないようだ。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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