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【タイ】激変するバンコクの様子

Global News Asia / 2016年7月24日 9時0分

飲食系や普通のファッション系ならまだいいが、土産物を扱う露店はどうするのだろうか。(撮影:高田胤臣)

 2016年7月24日、実質的に軍政が続くタイであるが、タイ国民からの支持率は高いようだ。というのも、これまで容認されていた様々な事案に対して取り締まりなどが着実に進んでおり、急速に住みやすい国になってきているからだ。2006年から10年近くも黄色赤色に分かれて着地点を見出せないままに揉めていた疲れもあるのかもしれない。

 ただ、一部の取り締まりなどは評判が悪かったり、外国人から残念だという声も聞かれる。その中で大きな事案としては屋台の取り締まりが挙げられる。タイ観光のひとつの楽しみに屋台での食事や買いものがあるが、タイ政府はそれを嫌い、タイの各地で屋台街と呼ばれている場所での営業許可を取り消し、潰しにかかっている。

 最近のバンコクではスクムビット通りのソイ38の飲食屋台街、ホワイクワン市場、プラトゥーナームなどが警告され、実際に撤去が実施されている場所もある。また、ビジネス街として知られ、夜間は繁華街があるシーロム通りも同様に警告が出ている。屋台主に話を聞くと、「8月1日に移動するように言われています。一応政府は代替の場所を用意しているとは言っています。うちは自分でこの近くに場所を確保したので代替地がどんなところかわかりませんが」と語った。

 別の屋台主は怒りを顕わにした。「うちは観光客向けの土産物の店ですよ。ここを移ったら売れなくなります。政府は私たちのことはなにも考えてくれていない。憤りを感じます」

 タイの屋台は外国からの旅行者の大きな楽しみだ。タイが住みやすくなることは素晴らしいことだが、なくなってしまうのも残念な話である。

【執筆 : 高田胤臣】

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