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「優秀な人材ばかりでうらやましい」と言われるが…7店舗を経営するコンビニオーナーが面接にきた人は基本的に〈全員採用〉にするワケ

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月8日 11時15分

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(※写真はイメージです/PIXTA)

コンビニ7店舗を経営するフランチャイズオーナー、長瀬環氏著『儲かるコンビニのフランチャイズの教科書』(自由国民社)より一部抜粋し、フランチャイズビジネス全般における加盟店側の心構えや考え方を易しく紹介します。

募集チラシは捨てられるが募集のポケットティッシュなら捨てられない

弊社では「アルバイト募集」のポケットティッシュの配布を行っています。

無料でお渡しすると、お客様から喜ばれます。

そして、ポケットティッシュは配ったその日に捨てられることはありません。

使い切ってから捨てられます。

ですから、チラシに比べると人の目に触れる可能性は圧倒的に多いです。

車の中に置き続けてもらえるかもしれないし、家に持ち帰ってリビングに置いてもらえるかもしれません。

パート・アルバイトの募集にはコストがかかります。

募集サイトを使うこともあるでしょうし、チラシを作成し配布される方もいらっしゃると思います。

せっかくコストをかけて掲載しても応募がゼロなんてことも少なくありません。

繰り返し募集サイトに掲載して経費がかさむ苦しい経験をされることもあると思います。配布したチラシが捨てられてしまうことも多いでしょう。

そこでポケットティッシュの配布を試してみませんか。

作成個数によって単価は変わりますが、私が発注した業者だとカラー印刷6枚入り1000個で3.5円/個でした。

この単価で人に見てもらえる可能性を上げられることを考えると、安いのではないでしょうか。

パート・アルバイトの募集方法の1つとして参考にしてもらえれば幸いです。

パート・アルバイトを基本的に「全員採用」しているワケ

ちなみに弊社ではパート・アルバイトは基本的に全員採用です。

高校生・大学生・フリーター・シニア世代など、面接に来てくれた方は採用しています。

「全員採用なら面接する必要ないじゃん?」と思うかもしれませんが、面接は求職者の情報を聞き出すことよりも、弊社の基本的なルールを伝える場としています。

弊社のルールに納得してもらった方は全員採用です。

採用をお断りするケースは、「ピンクの髪の色は変えることができません」とか「掛け持ちで別のコンビニチェーン店に勤めている」といったような店舗の運営に支障をきたすようなケースです。

この全員採用には3つ理由があります。

1つ目の理由は、全員採用することが社会貢献になるからです。

面接に来た人を採用し、その人が給料を得ることができたら、1人の働く場所を提供したことになります。そういった意味で全員採用することは社会貢献になるからです。

2つ目の理由は面接をしただけでは、人となりが、分からないからです。

パート・アルバイトの面接は、正社員採用の面接のように、2次面接や3次面接を行うことはありません。

ですから、20〜30分の面接の中で、その人が私の会社にマッチしている人材なのかどうかを確かめなければなりません。

私はそういったことができるとは考えていません。

雇う側も雇われる側もその職場で仕事をしてみなければ分からないことのほうが多いのが実状ではないでしょうか? 面接の時ガチガチの学生アルバイトでも、働き始めてみたら別人のように生き生きとしていることも少なくないのです。

そんな従業員を見ると「面接だけでは分からないものだな」と痛感します。

3つ目の理由は教育です。

「なかなか優秀な人材がこないんですよね」とか「長瀬さんのところは優秀な人材ばかりでうらやましい」とか「どうやって人を集めてるんですか」と言われることがあります。

弊社は全員採用ですし、もちろんどんな会社であっても、全員優秀であるはずがありません。

何をやっているのかと言われるとズバリ「教育」です。

私は「良い人材」がくるとは思っていなくて、人材は作るものだと思っています。

ですから、採用は全員採用し、入社してから学んでもらえればそれでいいと考えているのです。

以上のような理由で全員採用しています。

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