履けば驚く！コンバース「オールスター」100周年モデルって知ってる？

＆GP / 2017年6月17日 18時0分

コンバースの「オールスター」。誰もが一度は履いたことのある、まさに世界を代表するシューズです。

そんな「オールスター」にはいくつか特徴があります。サイドに大きな☆マークのアンクルパッチ。時代を感じさせるラバーソール。そして、後ろから見た時に目に飛び込んでくる、ソールかかと部分に付けられた＜ALL☆STAR＞のヒールラベル。

このラベル、基本は白地に色文字ですよね。でも最近、黒地に白抜きの文字を見かけることありませんか？　これ実は、「オールスター」誕生100周年を記念して作られた、今年発売の限定スペック“ALL STAR 100”モデルの証なんです（※例外もあります）。

ただラベルが変わっただけだと思ったら大きな間違い！　履けば分かる100周年スペックは、これまでのオールスター観をガラリと変えちゃうかもしれない、かなり“イイ”ものだったりするです。

コンバース「オールスター」ALL STAR 100スペックモデル。正直言って、パッと見は従来のモデルと何も変わりありません。アンクルパッチの☆部分がメタリックブルーになっているといった変更点はあります。でも、そもそも「オールスター」自体が、これまでに数え切れないほどのバリエーションモデルを発売しています。だからノーマルに近いこのパッチでは、変わったことに気付く人はおそらくかなりのオールスターマニアなはず。

では、どこが大きく違うのか。それは見た目では分からない、内側にひっそりと隠されているのです。

■なにこれ気持ちいい！履き心地大幅アップな“インソール”

▲パッと見て違いが分かる人は「オールスター」好きなはず

変更点のひとつめはインソール。多くの人が「オールスター」に抱く印象は “ラバーソールはしんどい” だったのではないでしょうか。1917年の誕生以来、あえて変えずにきたことが最大の魅力なのですが、近年のハイテクシューズと比べてしまうと、さすがに長時間履くと足が疲れてしまうのも事実。でもそれを補って余りある普遍的なデザインが、多くの人を魅了してきました。もしかすると、履き心地を良くするために大きめのサイズを購入してインソールを入れている、という人もいるかもしれません。

でもこの100スペックなら、そんな必要ありません。最初からクッション性の高いインソールが入れられているのです。

▲取り出したインソール。ローテクの代表格である「オールスター」らしからぬ雰囲気

見てください、この厚み。コンバースオリジナルの高機能カップインソール “REACT” は、軽くてクッション性も高く、低反発フォームにより足にピタッとフィットする多重構造になっていて、違いは足を入れた瞬間に分かります。これなら歩き回れるな、と思うこと間違いなしです。

■ちゃんと紐を締めたくなるふかふかの“タン”

▲違いがわかりますか？

「オールスター」を履く時、あえてシューレースをキチンと締めないという人もいるのではないでしょうか。特にハイカットの場合、脱ぎ履きしやすくするために、上部の足首部分は締めないというのは、とてもよくわかります。でもこの100スペックは、ぜひちゃんと上までキッチリ締めてほしい。なぜなら、タンが違うから。

▲さらに横から見るとよくわかります。「オールスター」の雰囲気を損なわず機能性を持たせています

見てください、この厚み。従来モデルではキャンバス地そのままだったのが、この100スペックのタンは足の触りが良さそうに見えませんか？　実はこのタン、メモリーフォームを内蔵し、フィット感の向上とヨレを防ぐ仕様になっているんです。ハイカットをわざとヨレさせて履くのも、いかにも「オールスター」という雰囲気がしていいんですが、100スペックではキチンと足にフィットさせて履くのがオススメです。

今年、誕生100周年を記念して発売された100スペックモデル。あえて見た目は変えず、「オールスター」のあの雰囲気が好き！という人でも満足しつつ、しかも履き心地は大幅に向上させています。それでいて、いわゆるノーマルなハイカットモデルである「キャンバスオールスター HI」の5800円(税抜)に対して「オールスター 100 カラーズ HI」が7000円(税抜)と、変わらず手にしやすい価格に。シューズラインナップに一足入れておきたいという人はもちろん、気になるという人はぜひ試し履きしてみてください。

▲アウトソールは滑りにくい“TractionSole”を搭載