トークだけじゃもったいない!続々始まるLINEの注目新サービス5選
&GP / 2019年7月6日 13時0分
トークだけじゃもったいない!続々始まるLINEの注目新サービス5選
6月28日に「LINE CONFERENCE 2019」が開催されました。例年、LINEが事業戦略発表会として開催しているイベントで、そこで発表される新サービスにも注目が集まります。
例えば、2016年には「LINEモバイル」のサービス開始を発表し、2017年にはAI搭載のスマートスピーカー「WAVE」などを発表。そして、2018年には「LINE Pay」の普及策や「LINEトラベル」の開始などが発表されました。
今年は、例年よりも多くの新サービスが発表されました。その中から、開始されたら忘れずにチェックしてほしい5つのサービスを厳選して紹介します。
1. 新たな情報共有の場として期待したい「OpenChat」
LINEの新しいコミュニケーション機能として、今夏から「OpenChat」というサービスが始まります。これは、同じ関心事を持つユーザーがトークルームで会話をしたり、情報を共有したりできるサービスです。
LINEのトークは、お互いに認証し合った「友だち」とのやり取りが主体ですが、「OpenChat」は、友だちではない人ともコミュニケーションが取れることが特徴。管理人がいて、参加を承認制にしたりもできるそうなので、Facebookの「グループ」や、mixiの「コミュニティ」に近い機能と言ってもいいでしょう。
LINEは、SNSというよりもメッセンジャーアプリと認識している人が多いと思いますが、新たに始まる「OpenChat」が盛り上がれば、SNSとしての利用価値もグンと高まることでしょう。
2. 月額240円でスタンプ使い放題「LINEスタンプ プレミアム」
トークに欠かせないスタンプが使い放題になるサービスも始まります。「LINEスタンプ プレミアム」というサービスで、2019年7月中に開始される予定です。
使い放題になるのはクリエターズスタンプのみ。とはいえ、その数は300万セット以上に及びます。金額にすると約3億8000万円分のスタンプが月額240円(学生プランは月額120円)で使えるようになるそうです。
LINEスタンプを作っているクリエーターにとっても、使ってもらう機会が増えることにつながるかもしれませんね。
3. スコアに応じた特典が得られる「LINE Score」
最近、ニュースなどで耳にすることが多い「信用スコア」のLINE版もスタートしました。「LINE Score」というスコアリングサービスで、LINE CONFERENCE 2019が開催された6月27日から提供されています。
「LINE」アプリの「ウォレット」画面からアクセスでき、利用開始前には規約に同意する必要があります。その後、画面に表示される質問に答えていくと、自分のスコアが表示されます。スコアの算出にはAIが用いられ、LINE関連サービスの利用傾向などのデータも用いられますが、トークや電話の内容が利用されることはないとのこと。
ユーザーがスコアに応じた“ベネフィット”を受けられる仕組みで、具体的には「LINE Score」の連携企業が提供するサービスを割引料金で利用できたり、クーポンなどの特典を得られたりします。
「LINE Score」は100〜1000点で算出されますが、LINEの出澤剛社長がやってみてころ「555点」だったことも明かされました。なので、そんなに高いスコアが出なくても落ち込む必要はなさそうです。なお、スコアは定期的に更新されます。
4. 気になる楽曲を無料でフル尺再生できる「ONE PLAY(仮)」
定額制の音楽聴き放題サービスとして提供されてる「LINE MUSIC」は、今夏以降に大型アップデートが行われることが発表されました。UIを変更して、AIによる楽曲レコメンド機能を実装し、ミュージックビデオも楽しめるようになります。
誰にでも役立ちそうなのが2019年内に開始予定の「ONE PLAY(仮)」という新サービス。LINE MUSICで配信する5400万曲を1曲1回ずつ無料でフル尺で再生できるサービスです。しかも、一度聴いた楽曲も一定時間を過ぎると、再度聴けるそう。
現在のLINE MUSICでも、有料プランに加入しなくても30秒までの試聴ができますが、それがフル尺になるわけです。かなり太っ腹なサービスですが、それによって何度も聴きたくなるユーザーが増えることを見込んでいるようです。
5. 少額で気軽に投資ができる「LINE証券」
LINE CONFERENCE 2019では、大きなテーマのひとつとして “Fintech” も掲げていました。金融関係の新サービスとして注目したいのが、秋に開始予定の「LINE証券」です。
LINE証券株式会社(LINE Financial株式会社と野村ホールディングス株式会社の合弁会社)が提供するサービスで、厳選された日本のリーディング企業の株を1株最低150円程度から平均3000円程度で買えるというもの。投資未経験の人でもわかりやすいシンプルな操作性になりそうです。
スマホを使って簡単に投資ができるサービスが増えつつありますが、「LINE」アプリ上で行える手軽さで、人気を集める可能性は高そうです。
毎月と言っていいほど続々と新しいサービスを始めているLINE。トークの画面だけでなく、「ホーム」の関連サービスの画面や、「ウォレット」の画面なども時々チェックして、気になるサービスを見つけたら、試してみてくださいね。
>> LINE
(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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