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アウトドアでの万が一に備えて自分仕様のファーストエイドキットを作る

&GP / 2020年8月7日 21時0分

写真

アウトドアでの万が一に備えて自分仕様のファーストエイドキットを作る

<不自由を自由にする野営スタイル>

「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。

今回は、アウトドアでセルフレスキューをするときに必要なファーストエイドキットをご紹介。

ファーストエイドキットって、市販のセットがいろいろ販売されているのですが、実際に必要でないものが入っていたり、自分のアウトドアのスタイルに必要なのに入っていなかったり、また、自分で作ろうとしても一から選ぶとなると、何を入れていいかわからなかったりします。

実は私がまさにそうで、自分で揃える時に本当に悩んだのです。調べに調べ、悩み、実際に登山やバックカントリースキー、キャンプをしている中で、ケガをしたり、一緒に行った仲間の治療をしたアイテムをを厳選しました。

ただし、私は医療の専門家ではないので、あくまでも私が揃えているアイテムの紹介になります。

■ファーストエイドキットの中身一覧

実際に私がアウトドアで携帯しているファーストエイドキットの中身は、以下の通りです。傷対策と虫刺され対策が主になります。

1.ゴム手袋
手を汚したり、傷口を触る際に菌が移らないようにするために着用します。

2.滅菌ソフトガーゼ
切り傷、擦り傷に当てる際に使用。

3.三角巾
止血時や打撲、捻挫、骨折時における手足の固定に使います。

4.ハイドロコロイド絆創膏
湿潤療法という、傷口を乾燥させずに菌から守ることでかさぶたを作らず自己治癒力を最大限引き出す治療法だそうですが、傷口が早く治るらしいです。

出血がひどい時というより、ちょっとした切り傷や擦り傷などに重宝します。

5.絆創膏各サイズ
切り傷、擦り傷用、想定されるケガの場所に合わせて用意します。

6.ハサミ
テーピングや包帯をカットしたり、もしくは傷病者の幹部を出すため、服などをカットするのに用います。

7.傷やかゆみに効くといわれる軟膏
主にかゆみどめ用のものを常備。

8.解熱鎮痛剤
痛みがひどい時や急な発熱時に飲みます。

9.トゲ抜き
刺さったトゲや傷口に入った砂利などを取り除くのに使います。

10.ポイズンリムーバー
虫刺され後に、毒を吸い出す用として常備。

11.包帯、テーピング
止血やガーゼの固定、捻挫や骨折時の手足の固定のほか、テントやその他ギアの補修にも使えます。

12.ワセリン
止血する際に使用します。

13.虫除け
虫除け対策には欠かせません。

■ケガした時に特に役立ったモノ

実際に私自身や、一緒に行った仲間がケガをした際に役立ったモノを、経験談をもとに説明をしたいと思います。

■切創に使ったワセリン・滅菌ガーゼ・テーピング

キャンプで良くあるケガの一つが、刃物のよる切創(切り傷)です。通常、ガーゼくらいは市販のファーストエイドキットにも入っているのですが、ワセリンが入っていることはほとんどないと思います。

ある時、一緒に行った仲間が指をナイフで切り、かなりの出血でした。専門家ではないのでわかりませんが、本来的には縫うレベルの切り傷だったと思います。

出血もひどく、ガーゼだけで圧迫止血しても止まらないと判断し、ワセリンを塗ってからガーゼで抑え、さらにテーピングで固定しました。今まで見た切り傷の中ではダントツに深い傷口だったのですが、無事に止血できました。

■捻挫で活躍したテーピング・解熱鎮痛剤

テーピングと解熱剤が役に立ったのは、登山の下山時に捻挫した時です。正直その時は、自力での下山は無理か? 助けを呼ぶか?? と思ったくらい、強く捻ってしまい、しばらく、動けませんでした。ピンチ過ぎて、冷や汗も出るくらいでした。

まず、解熱鎮痛剤を飲んで、幹部をテーピングでガチガチに固定。30分くらいして感じる痛みがちょっと引いてきたので、足をそーっと地面につけてみたら、なんとか行けそうだったので1時間半くらいの下山に耐えられました。

幸いにも学生時代はさまざまなスポーツをしていて、いろいろな箇所をケガした経験があり、テーピングの使い方を知っていたのも役立ちました。アウトドアでは不整地を歩くことが多いため、足首くらいはテーピングで固定できるように勉強しておくことをお勧めします。足が動かないと、致命的ですからね!!

■アウトドアの天敵の虫には、虫除け・ポイズンリムーバー・お湯

夏のアウトドアの天敵といえば虫! 私が常備している虫除けは「CHIGG AWAY」。
虫除けやかゆみ止めになる、軍隊も使っていると言われているモノです!

下は虫に刺された後の直後と、CHIGG AWAYを塗って、30分経った後の写真です。

ちなみに、この時はこの写真を撮るために何も塗っていないので刺されました。本当は先に塗っとくのがベストです。

下が刺されてから、CHIGG AWAY塗って30分後です。

ブヨなどに刺されて腫れが酷い時は、ポイズンリムーバーで毒素を抜いて、50℃くらいのお湯(ギリギリ触れるくらいの熱湯)で患部を流すと、腫れにくく、治りが早く感じられます。

私のファーストエイドキットは、いかがでしたでしょうか? もちろんこれが最適解ではないかも知れません。これにプラスアルファしたり、違うモノを入れたり、自分用のキットを作ってアウトドアでの万が一に備えて下さい。

>> 連載

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

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