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3日間使ってわかった!AirPodsを買うべき5つの理由

&GP / 2016年12月23日 8時0分

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3日間使ってわかった!AirPodsを買うべき5つの理由

iPhone 7と同時に発表され、「着け心地はどうなの?」「音質はいいの?」と気になっていた人も多いであろうアレが、ついに発売されました。アップルの「AirPods」です。

Bluetoothヘッドセットとしては決して安くはない1万6800円(税抜)ながら、注文が殺到し、早くも品薄状態になっている模様。幸運にも、いち早く入手できた筆者が、3日間使った率直な感想はズバリ"買い”! その理由を述べさせていただきたいと思います。

 

[買いの理由その1]初期設定がとにかく簡単!

iPhoneとの接続は超簡単。iPhoneのBluetoothをオンにして、AirPodsのケースを開くと、iPhoneに「AirPods」という画面が表示されます。その画面の「接続」をタップするだけでOK! これで使い始められるんです。

手の平に収まるほどの小さいケースにAirPodsは入っている ▲手の平に収まるほどの小さいケースにAirPodsは入っている

初期設定を終えると、電池残量が表示。この画面は、以降、ケースを開くたびに表示される ▲初期設定を終えると、電池残量が表示。この画面は、以降ケースを開くたびに表示される

AirPodsをケースから取り出して耳に挿すと、音が鳴り、iPhoneの音声出力がAirPodsに切り替わります。AirPodsに搭載されたセンサーによって耳への装着を認識する仕組みで、耳から取り外すと自動的にオフになります。都度のオン・オフ操作は不要で、使いたいときに耳に着けるだけ。この “何も考えなくていい” 的なユーザビリティーはアップルならではといえるでしょう。

 

音質も満足必至

まずは音楽を聴いてみました。AirPodsは音声エージェント「Siri」が使えます。どちらか片方のAirPodsをトントンとダブルタップすると「Siri」が起動し、「音楽を聴きたい」と話すと「Music」アプリが起動。iPhoneに触れることなくハンズフリーで再生をスタートできます。プレイリストを作成しておくと、お気に入りの曲を素早く再生できて便利ですよ。

ダブルタップの設定は、あとから変更可能 ▲ダブルタップの設定は、あとから変更可能

気になる音質ですが、いいです。かなり良いです! 初めて聴いたときは「うわぁ、ワイヤレスで、こんなにいい音が出るんだ〜」と驚いたくらいです。低音は響くし、高音は伸びるし、音量も十分だし…。ですが、あとで、iPhone 7に付属するイヤフォン「EarPods」と比べてみたところ、やっぱり、音質では有線の「EarPods」に軍配が上がるかなぁと。どちらも満足できる音質なのですが、AirPodsは角が取れた感じというか、若干こもるというか。EarPodsのほうが音域が広いというか、クリアで伸びやかに感じました。

音楽再生中は、画面に「AirPods」の表示が出る ▲音楽再生中は、画面に「AirPods」の表示が出る

それをタップして、iPhoneからの出力に切り替えることも可能 ▲それをタップして、iPhoneからの出力に切り替えることも可能

 

従来のイヤホンよりも使いやすい

とはいえ、iPhoneをカバンに入れたままでワイヤレスで聴けるのは快適。iPhone 7では3.5mmのイヤホンジャックがなくなり、市販のイヤホンやヘッドホンを使いたい場合は変換アダプタを装着しなくてはなりません。よりスマートに音楽を聴きたい人も、AirPodsの購入を検討する価値がありそうです。

筆者はこれまでに、いくつかのBluetoothヘッドフォンを使ったのですが、外出先でバッテリーが切れてしまうことがありました。AirPodsはケースが充電器になっていて、ケースを満充電しておけば、丸1日電池切れの心配はなさそうです。約15分の充電で約3時間使えるというのも魅力です。

ケーブルがこんがらがったり、Bluetoothヘッドセットの電池が切れたりといった、これまでの悩みを一掃してくれそう ▲ケーブルがこんがらがったり、Bluetoothヘッドセットの電池が切れたりといった、これまでの悩みを一掃してくれそう

同梱のLightningケーブルを付けて、Macなどから充電可能 ▲同梱のLightningケーブルを付けて、Macなどから充電可能

 

Apple Watchがあれば、さらに便利

AirPodsで音楽を聴いているときに電話がかかってきました。着信音は聞こえますが、AirPodsだけでは応答操作はできません。iPhoneの画面をタップして応答操作をしてから、通話を始められる仕組みです。

そのときに重宝したのがApple Watchです。筆者は、Apple Watchも愛用しているのですが、iPhoneを取り出すことなく、腕に巻いたApple Watchで誰からの電話かを確認し、タップして応答できます。ほかに、音楽再生中に曲をスキップしたりする際にもApple Watchを重宝しました。

電話を着信したら、AppleWatch画面のタップで、すぐに応答できる ▲電話を着信したら、AppleWatch画面のタップで、すぐに応答できる

Siriを起動して「次の曲」と言ってもスキップできるが、AppleWatchがあれば、なお便利 ▲Siriを起動して「次の曲」と言ってもスキップできるが、AppleWatchがあれば、なお便利

 

落ちそうだけど、意外に落ちない

まだAirPodsを使ったことがない人にとって気になるのは「耳から落ちないの?」ということでしょう。じつは筆者も、ものすご〜く気になっていました。満員電車の中で誰かに押されたら、外れてしまうのではないか? 歩いているときに外れると路肩の溝などに落としてしまうのでは? などと、使う前から心配していました。

結論をいえば、それは取り越し苦労だったようです。意外に外れないです。落ちそうで落ちないです。歩きながら音楽を聴いたり、ジムでエアロバイクに乗ったりもしたのですが、しっかりと挟まっていてくれました。ただし、電車に乗り込むときとか、早足で踏切を渡るときなどは、耳を押さえながら渡りました。万が一落として、誰かに踏まれたり、車に轢かれたりしたら、修理代がもったいないですからね。今後、長時間装着する人向けのストラップなどが続々とリリースされるのではないかと予測しています。

筆者だけでなく、女性の部下にも試させたが、装着感は好評だった ▲筆者だけでなく、女性の部下にも試させたが、装着感は好評だった

むしろ気になったのは周囲の視線です。白い筒状のAirPodsは、一般的なイヤフォンとは一線を画すデザインなので、やはり目立ちます。通勤電車ではチラ見されることが多いですし、友人からも「何それ?」と聞かれたり…。筆者が「どや、ええやろ?」と自慢できる性格だったらいいのですが、どちらかと言えば目立ちたくないので、白だけでなく、黒いモデルもあればいいのになぁと思ったりもしました。

 

AirPodsはなくても困らないものではありますが、あるとその実用性を存分に実感できるアイテムです。Apple Musicを積極的に聴きたくなるだろうし、いつの間にか、ものすごく賢くなっているSiriを活用する場面も増えるはずです。iPhoneライフをワンランクアップさせたいと思っている人にとっては、ズバリ “買い” だと思いますよ。

ちなみに、InstagramでAirPodsを自慢したら、いまだかつてないほどの「いいね!」が付きました。みんな欲しがっているってことですよね。

自分史上最多の「いいね!」を獲得したインスタの投稿画面 ▲自分史上最多の「いいね!」を獲得したインスタの投稿画面

 

>> Apple「AirPods」

 

(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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