ワイモバイルの「Android One」3機種は結局どれが良い?
&GP / 2017年1月18日 22時0分
ワイモバイルの「Android One」3機種は結局どれが良い?
ソフトバンクは1月18日、「Y!mobile」ブランドで発売する新機種や学割キャンペーンを発表しました。注目は「Android One」として販売されるスマホ2機種。Google標準のAndroidを搭載しており、OSアップデートが保証されている点が特徴です。
■まずは2017年春モデルをざっとチェック!
Y!mobile(ワイモバイル)ブランドで発売される2017年春モデルはスマホが2機種、タブレットが1機種、モバイルWi-Fiルーターが1機種となります。
▲「Android One」ブランドでは、シャープ製の「S1」(2月下旬以降発売)と京セラ製の「S2」(3月上旬以降発売)の2機種が発表された
▲Android搭載の10.1インチタブレット「MediaPad T2 Pro」は3月上旬以降に発売
▲下り最大612Mbpsに対応するモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 603HW」は2月中旬以降に発売
▲夏以降に発売される予定のストレートケータイ「603SI」も少しだけ紹介されました
本記事ではAndroid Oneの2機種に注目していきましょう。
■注目の「Android One」って何?
「Android One(アンドロイド ワン)」とは、Googleが新興国向けに販売する低価格帯スマホのブランドのこと。Google標準のAndroidが搭載されるほか、18カ月以内における最低1回のOSのアップデート、および毎月のセキュリティ機能アップデートが保証されている点が特徴です。
国内では昨年ワイモバイルからシャープ製の「507SH」が発売されています。性能はミッドレンジ相当で、ワンセグなどにも対応する日本仕様を採用。密かに話題となりました。
▲2016年7月にワイモバイルから発表された「507SH, Android One」
今回の発表会で発表されたのは、この後継機となる国内第2世代の「Android One」となります。
■シャープ製「S1」はフルHD画面に進化したが……
第一世代の507SHはシャープ製。省電力性に優れるIGZOディスプレイを使用していたものの、5インチサイズの画面で解像度がHDでした。
今回発表された「S1」もシャープ製。5インチのIGZOディスプレイを踏襲しつつ、解像度がフルHDに向上しています。またインカメラの画素数も500万画素から800万画素に上がりました。
▲シャープ製のAndroid One「S1」
一方で、CPUの性能や、バッテリー容量などは507SHよりも抑え気味。ワンセグも非対応になっているので留意しておきましょう。
▲「S1」の背面(ターコイズ)
カラーはホワイト、ブラック、ピンク、ターコイズの4色展開となります。サイズは約W69×H143×D8mm、質量は134g。
■京セラ製「S2」はケータイからの乗り換え想定
2機種目の「S2」は京セラ製です。S1と比べると背面の形状が緩やかに丸みを帯びています。
最大の特徴は赤外線通信機能を搭載していること。従来のケータイユーザーがスマホに乗り換えるときに、データを移行しやすいようになっています。
▲京セラ製のAndroid One「S2」
IPX5/IPX7、IP5X相当の防水・防じんをサポートするほか、MIL規格準拠の耐衝撃性能を備える点もポイント。スマホに慣れていない人が、うっかり落としてしまっても壊れにくいわけです。
▲「S2」の背面(ホワイト)
カラーはレッド、ブルー、ホワイトの3色展開となります。サイズは約W72×H143×D10.6mm、質量は142g。
■Android One同士のスペックを比較してみると
こうしてAndroid Oneは3機種選択できるようになりました。しかし、バリエーションが広がると同時に、どれを選択していいかわかりにくくなりますね。
そこで下記のようにスペックを比較してみました。気になる人は参考にしてみてください。
こうしてみるとバッテリーや処理性能を優先する場合や、ワンセグを使いたい場合には、「507SH」を選択すべきことが分かります。
また、ディスプレイやカメラを優先したいならば「S1」が有力候補になりそうです。そして、ケータイからスマホに乗り換える人は、赤外線通信が使える「S2」がオススメ。
なお、本記事執筆時点では、S1、S2についてはまだ価格が発表されていません。「507SH」が一括5万1948円であり、auまたはNTTドコモからMNPで乗り換える場合には通信量+機種代金の総額が3218円/月(※「スマホSプラン」で契約する場合)。新機種がどのくらい差を付けてくるのか気になるところです。
(文/井上 晃)
いのうえあきら/ライター
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。
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