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「ROG Phone 8(グローバル版)」を試す “とがったゲーミングスマホ”から“普段使いに適したスマホ”へ変化

ITmedia Mobile / 2024年4月29日 10時10分

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原神も快適に遊べるだけの高い性能を備える「ROG Phone 8」

 2024年1月のCESで発表され、デザインやコンセプトが一新された「ROG Phone 8」に注目が集まった。同社では「第3世代」と称するレベルの進化を遂げた。

 今回は先行販売されている海外版を手にする機会を得たので、レビューしたい。なお、本機種は技適を取得していないため、総務省の特例制度を利用している。特例制度では、技適のない海外の端末に対し、所定の届け出を行うとWi-FiやBluetoothの通信が可能になる。先行して販売された海外版のため、日本向けとは一部仕様が異なっている点は注意してほしい。

●第3世代のゲーミングスマートフォン AI処理のゲーミングアシストにも注目

 ROG Phone 8はゲームパフォーマンス重視のスマートフォンだ。本体のスペックは以下の通りだ。

・プロセッサ……Snapdragon 8 Gen 3

・メモリ……12GB/16GB

・ストレージ……256GB/512GB/1TB

・ディスプレイ……6.78型 振るHD+

・アウトカメラ……標準:5000万画素

・メインカメラ……超広角、1300万画素、望遠:3200万画素

・インカメラ……1600万画素

・バッテリー……5500mAh

・充電方式……65W充電、10Wワイヤレス充電

 画面サイズは6.78型と大型の部類だが、前作に比べるとかなりシェイプされた印象だ。画面はAMOLEDパネルを搭載しており、画面解像度はフルHD+となる。1~120Hzの可変リフレッシュレート、165Hzのハイフレームレートに対応している。画面輝度も2500ニトと明るい画面となり、屋外での視認性も向上している。

 大きく変わったのは、パンチホールインカメラを備える一般的なスマートフォンと同様の画面になったこと。以前までアピールしていた「映像体験を阻害する要素がない」という意味では見劣りする形となった。

 今回のROG Phoneはカメラを意識したデザインで、大型化したメインカメラの出っ張りが印象的だ。センサーサイズは1/1.56型で「Zenfone」シリーズ同様に6軸のジンバル式の手ブレ補正機構を備える。本体デザインはガラスの背面と金属製のフレームの構成だ。今回選択したグレーでは、背面ガラスとフレームのコントラストが映える特徴的なものだ。

 プロセッサはQualcommの最新Snapdragon 8 Gen 3を採用。同社のAndroid端末向けプロセッサとしては最上位のもので、高い性能を発揮する。もちろん、基本性能だけにとどまらず、ISP性能やAI性能が向上したことで、カメラ性能などの向上にも大きく寄与している。

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