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吉田由美の眼★世界最速級のEV テスラ「モデルS P100D」は、人やペットに優しかった!

&GP / 2017年4月2日 17時0分

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吉田由美の眼★世界最速級のEV テスラ「モデルS P100D」は、人やペットに優しかった!

今やベンチャー企業の代名詞にもなっているアメリカのEV(電気自動車)ブランドといえば、テスラですよね。

EVでありながら、強力な加速、ガソリン車さえも圧倒する長い航続距離、タッチパネル式で使いやすいインターフェイス、真っ先に導入された“自動運転”支援機能と、魅力的な要素がたっぷり。

さらに、最新モデルの「モデルX」に導入された“ファルコンウイング”ドアなど、これまで他の自動車メーカーが考えつかなかったり、考えついてもなかなか実用化できなかったりしたユニーク装備を満載する、アイデアカーを展開するブランドでもあります。

そんなテスラに、目利きのセレブたちが飛びつかないはずがありません。日本国内はもとより、香港などの海外においても“テスラブーム”が起きるほど、世界各国で人気なのです。

現在、テスラが日本でラインナップしているのは、ノーマルで5名、オプションで後ろ向きのチャイルドシートを装着すると最大7名乗りとなるセダンの「モデルS」と、3列シートで7名乗車のSUVであるモデルX。

その中のモデルSに、今回、加速性能がさらに強化されたハイパフォーマンスモデル「モデルS P100D」が追加されましたので、先日、試乗してきました。

モデルS P100Dの航続距離は、市販EVで初の600km超えとなる613km。加えて“ルーディクラス モード”を選択すると、静止状態からわずか2.7秒で100㎞/hまで到達する、驚異的な加速力を披露してくれます。これは、1億円以上もするスーパースポーツカーに迫るスピード!

速さの秘密は、前後に搭載されたふたつのモーター。今回はクローズされたテストコースの直線でその加速力を実感することができました。何度も続けて試すとシステムにセーブがかかるようですが、確かにものすごい加速! まさにロケットスタートです。さすがに最高速度の250㎞/hまでは怖くて踏めませんでしたが、想像を絶する加速とは、まさにこのこと…。

また、P100Dには新しいハードウェアも搭載されています。ピラー部などに内蔵された8台のサラウンドカメラ(従来は1台)で360度の視界を確保しつつ、アップデートされた12個の超音波センサーで、初代モデル比で約2倍の距離まで物体を検知できるようになりました。また“フォワード フェーシング レーダー”がさらなる情報を提供し、豪雨や霧の中でも前をゆくクルマを見通してドライバーをサポートしてくれます。

こうしたハードウェア以外にも、実はテスラの各モデルは、毎週20箇所くらいのソフトウェアがアップデートされています。それをタッチスクリーンに表示される“アップデートアイコン”をタップしてダウンロードすることによって、クルマの性能が上がったり、新しい機能が追加されたりしますが、その中に面白い機能がありました!

モデルSとモデルXには、オプションで“花粉対策モード”が用意されています。HEPAと呼ばれる、病院やクリーンルームのような空気ろ過システムが搭載され、完璧に花粉カットができるのだとか。その威力は“生物化学兵器”にも対応するとかしないとか。

また、ソフトウェア8.0に盛り込まれる“キャビン オーバーヒート プロテクション機能”は、別名“ペットモード”。これは、クルマがオフの状態でも、車内でペットや子どもといった生物の動きを検知した場合、車内を安全な温度に保つ機能。海外では、そもそも車内にペットや子どもを放置したままにするのは違法ですが、日本でも車内の温度上昇で起きる悲しい事故が、これで少しでも減るといいですね。

<SPECIFICATIONS>
☆P100D
ボディサイズ:L4979×W1950×H1435mm
車重:2242kg
駆動方式:AWD
フロントモーター最高出力:262馬力
リアモーター最高出力:510馬力
システム最高出力:611馬力
最大トルク:98.6kg-m
価格:1704万1000円

(文/吉田由美 写真/吉田由美、テスラモーターズジャパン)

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