【旅行のノウハウ】ドイツをお得に観光・周遊するための3つのチケットをご存知ですか?
GOTRIP! / 2017年8月12日 6時30分
日本人も大好きなヨーロッパの旅先の1つと言えばドイツ。
例えば、美しい街並を楽しめる赤ずきんの故郷「アルスフェルト」やドイツ発祥の地と呼ばれている1000年の古都・クヴェトリンブルク、日本ではあまり知られていない木組みの街「ハン・ミュンデン」に、ハンザの女王とも称される世界遺産の街「リューベック」、南ドイツが誇るおもちゃの街「ニュルンベルク」に、ドイツの高級温泉地バーデン・バーデンなどなど、観光したくなる街を数え上げればきりがありません。
もちろん、美味しいドイツグルメも楽しみの1つ。
例えば、ベルリン発祥のB級グルメとして有名なドネルケバブにカリー・ヴルスト、に美味しいベルリンの地ビール、そしてケルン周辺でしか飲めないケルシュビールに、江戸時代から作られている元祖アルトビール、そしてもちろんドイツの代名詞でもあるソーセージなど、グルメのことを考えても、たくさんの場所が思い浮かぶことでしょう。
今回は、そんなドイツの観光地やグルメスポットをお得に旅するためにオススメな「州チケット」をご紹介しましょう。
実は日本ではあまり知られていないかもしれせんが、ドイツにはお得なチケットが3種類ほどあります。
それらが、全国チケット「Quer-durchs-Land-Ticket」と呼ばれる、ドイツ全土で曜日に関係なく利用できる一日乗り放題切符に、週末チケット「Schönes-Wochenende-Ticket」と呼ばれる、ドイツ全土で週末のみ利用できる一日乗り放題切符、そして州チケット「Länderticket」と呼ばれるごとに曜日に関係なく利用できる一日乗り放題切符の3種類です。
※どのチケットも特急電車は乗車できません。適用されるのは、DBの鈍行電車2等クラス(RE, IRE, RB,S-Bahn)とバス、トラムなどになります。詳細は現地の窓口などでご確認ください。
中でも長期で旅行ができない日本人に取って嬉しいのがその州を中心にお得に旅行できる「州チケット」ではないでしょうか。
例えばヘッセン州の場合は「ヘッセンチケット」、バイエルンの場合は「バイエルンチケット」などと、州の名前が付けられており、その州内部でのみ有効となっています。
チケットは1人用から5人用まであり、1人増えるごとに4ユーロから6ユーロ値段が高くなります。
例えばニーダーザクセンチケットの場合、1人用は23ユーロですが、2人用だと4ユーロ追加されて27ユーロ。最終的に5人用は39ユーロとなります。つまり団体で旅行する場合はとってもお得に旅ができるのです。
※ただしこれらの値段は州ごとに異なるので、事前にドイツ鉄道のホームページや窓口で確認をする事をおすすめします。
また州チケットの利用可能時間は平日朝9時から、土日祝日は終日使用可能と、週末を利用して楽しく旅が出来るようになっています。
・隣接する州のチケットはとなりの州内でも有効
実はこの州チケット、さらにお得なのが、隣接する州のチケットはとなりの州内でも有効というポイント。
例えば、ハンブルクと接しているニーダーザクセン州、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州、のほか、メクレンブルク・フォアポンメルン州のチケットを所有している場合は、ハンブルク内でも使用することが可能です。
※詳細は現地の窓口などでご確認ください。
・自由気ままに旅をしたい人におススメ
州チケットは州内でIC、ICE以外の電車やバス、トラムが乗り放題になるため、節約しつつも自由にあちこち動き回りたい人におススメ。
途中下車ももちろん可能なので、ガイドブックを見ながらその場で旅先を変更したり、もう1つ先の町まで足を延ばしてみたり、自由気ままに旅を楽しむことができます。
また州にとらわれずあちこち旅をしたいという方は、週末チケットを使ってもいいかもしれません。
こちらは1人用が40ユーロ。州チケットと同じように、IC、ICE以外の電車、バス、トラムが乗り放題になります。もちろんこちらも5人まで利用可能なので、グループで旅行する時にはマストアイテムと言えるでしょう。
行先に縛られず気ままな旅行のお供として使えるドイツのお徳な切符、全国チケット「Quer-durchs-Land-Ticket」、週末チケット「Schönes-Wochenende-Ticket」州チケット「Länderticket」。
1人でそしてグループで、行き先も決めずにふらりと立ち寄った町に新たなグルメや出会いがきっと待っている、そんな気ままなドイツ旅行に出かけてみてはいかがでしょうか?
きっとこれまでよりももっと、ドイツの事が好きになる、そんな旅になるに違いありません。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
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