旅行者の味方「Uber」がインドネシアで利用できなくなった!?
GOTRIP! / 2017年11月5日 11時30分
Uberを使う日本人旅行者が増えてきたように思えます。
日本では、Uberというサービスはあまり知られていません。これはオンライン配車アプリですが、世界では「究極の白タク」として非難を浴びているという側面もあります。ドライバーはオンライン登録の一般人、すなわち陸運営業免許を持っていない人たちだからです。
日本におけるUberは、規制が強固なため既存のハイヤー企業と提携するに留まっています。そこへ日本交通の川鍋一朗会長が数万単位の車両を導入した配車アプリサービスを展開したため、Uberは完全に影の薄い存在となってしまいました。
ですが国外では、「既存タクシーVS配車アプリ」の激闘が続いています。これが、我々外国人旅行者にも大きな影響を及ぼしているのです。
・世界では大人気のUber
悪質なタクシーに法外な料金を請求された、という経験は多くの旅行者にあるはずです。
とくに空港はそうした白タクの巣窟で、値段を聞かずに乗ってしまったら「後の祭り」。こうしたことが頻発していたからこそ、Uberのような明瞭会計のオンラインサービスが人気を集めたということもあります。
とにかく、Uberは非常に便利です。出発地と目的地を予め設定することで、どんなローカルな場所にも正確に移動することができます。新興国のタクシーは今もカーナビが付いていないという場合が多いのですが、ドライバーのスマホがカーナビの代わりになります。
そして何より、安い。既存タクシーすべてがボッタクリのように思えるほどの低料金です。
こうして書くと、Uberはまさに文明の利器のようにも思えます。
・一部地域で乗り入れ禁止措置
しかし、そのUberが旅先で突然利用できなくなったら?
そうしたことが、インドネシアで発生しています。
インドネシアも他の国と同じように、Uberを巡る陸運業界内の対立が深刻化しています。その中で中央政府はオンラインサービス側の一人勝ちを防ぐ規制を打ち出しましたが、それが最高裁命令で白紙になりました。
するとオンラインサービス側にとっては極めて有利ということになるはずですが、状況はそこまで単純ではありません。「法規制による根拠がなくなった」ということを理由に、西ジャワ州などの自治体がオンライン配車を禁止しました。
正確に言えば「陸運の営業免許を取得していない配車サービスの禁止」なのですが、その中にはUberも混ざっています。
・既存タクシーもアプリ配信
そしてそうした情報は、Uberのアプリでは一切表示されません。これが外国人旅行者に混乱をもたらす大きな要因でもあります。
バリのグラライ国際空港や繁華街レギャン通りなどでも、Uberのピックアップは禁止されています。そのような大事な情報も、現地の人からいちいち仕入れなければなりません。
Uberを始めとしたオンラインサービス自体は非常に利便性が高いのですが、その規制の在り方を巡って各企業や協会が対立しているのです。
では、どうするべきか。ひとつとして「大手タクシー会社のオンラインサービスを利用する」という手段があります。
インドネシアのタクシー最大手はBlue Birdです。この企業は『My Blue Bird』というアプリを配信しています。iOS、Androidの両OS対応です。
もちろん既存タクシーはどうしても割高に見えてしまいますが、My Blue Birdの場合はピックアップポイントに制限がない上クレジットカード決済に対応しているため、高い利便性を誇っているのもまた事実です。
【参考】
Uber Indonesia
My Blue Bird
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
一体なぜ? バイクには「運転代行」が存在しない理由とは
バイクのニュース / 2025年1月2日 8時10分
-
自分のクルマが「ロボタクシー」になって稼ぐ? テスラ「Cybercab」に見る、自動運転の未来と現実
ITmedia NEWS / 2024年12月30日 10時0分
-
Uber Japan、山形県尾花沢市・銀山温泉組合と連携、タクシーおよびライドシェアサービスを開始
PR TIMES / 2024年12月13日 15時15分
-
10代の子ども向けタクシー配車「Uber Teens」開始 自動録音やリアルタイムトラッキングで安全性を確保
ITmedia Mobile / 2024年12月12日 18時22分
-
Uber Japan、子どもの送迎問題を解決する「Uber Teens」スタート - ギャル曽根さん夫婦も大助かり?
マイナビニュース / 2024年12月12日 7時0分
ランキング
-
1年末年始に困った「女性の不調」、1位は?
マイナビニュース / 2025年1月10日 19時3分
-
2冬にやりがち、だけど太りやすい! 要注意な「NG食習慣」3選【管理栄養士が解説】
オールアバウト / 2025年1月10日 20時45分
-
340歳から運動不足解消は何から始めたら良いの?
JIJICO / 2018年3月30日 7時30分
-
4俺はまだまだ現役だ!年金月26万円・65歳の元営業本部長、ノリノリで再就職したが…日本年金機構から送られてきた〈年金カットの通知〉に怒り「あまりにひどい」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月10日 7時45分
-
5「30年物の和式トイレ」も改修できず…350万円を市民から集めた地方大学の雄に「どれだけお金ないのよ」の声
プレジデントオンライン / 2025年1月9日 16時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください