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阪神・淡路大震災30年間近に、神戸出身の浅野ゆう子「1000万ドルの夜景を頑張って取り戻した」

スポーツ報知 / 2025年1月10日 18時56分

震災から30年を迎える地元・神戸について語った浅野ゆう子(カメラ・筒井 政也)

 女優・浅野ゆう子が10日、大阪市内で開いたデビュー50周年記念ライブ「KANSYA」(18日=大阪・心斎橋パルコSPACE14、26日=東京・I’M A SHOW)の取材会で、ふるさと・神戸への思いを語った。

 1974年5月の歌手デビューから50年がたった浅野の大阪公演は、阪神・淡路大震災発生から丸30年の翌日に上演される。「震災は私は体験しておりませんが、母が今も健在で、92歳で頑張って生きています。彼女が被災をして大変だった話もずっと聞いて、寄り添って生きてきたつもり」と、この30年を振り返った。

 ロケの取材では、よく神戸凱旋(がいせん)を要望しているという。「故郷にご恩返しのようなものができないかと考えた時、ボランティアで何かするよりも、神戸っていう素敵な街にいろんな方に遊びにいらして訪問してくださる方々によって、また元気になっていくように、私なりに全国に向けて発信させていただきました」と復興の願いを込めてきた。

 「山の上からの100万ドルの夜景。戻ってきているなと感慨深く見ましたが、『今は100万ドルじゃないんですよ。1000万ドルですよ』と言われまして。それぐらい神戸は頑張って夜景を取り戻した。30年かかりましたけれども、みんなが元気に新しい神戸という街を作り上げて、今も頑張っていらっしゃる。私も神戸の人間として誇らしい」と節目の年を語っていた。

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