ターゲットは４月１５日 ヤクルトの“伊予かんバッテリー”が野望明かす

広沢優（左）と矢野泰二郎

　ヤクルトの育成ドラフト２位・広沢優投手（２３）とドラフト５位・矢野泰二郎捕手（２２）＝ともに四国ＩＬ愛媛＝が１８日、４月１５日に松山で行われる阪神戦の凱旋登板を目標に掲げた。埼玉・戸田球場で初ブルペンに入った広沢が「松山で投げたい思いはあります」と意欲を示せば、地元・愛媛出身の矢野も「松山でバッテリーで活躍しているとこを見てもらいたい」と呼応した。

　広沢は１９３センチの長身から繰り出す最速１５８キロの直球が武器の右腕。「持ち味を出して評価していただけるように」と、開幕前の支配下登録を目指す。一方、正捕手・中村悠、昨季６０試合を経験した松本直、２３年に９４試合に出場した内山らとの競争が待つ矢野は「まずは１軍に定着できるように」と誓いを立てた。“伊予かんバッテリー”が大志を抱き羽ばたいていく。（長井　毅）