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柔道「有効」復活などの新ルール 全柔連審判委員長「ポイントでの決着を目指して」 説明会を開催

スポーツ報知 / 2025年1月24日 17時44分

男子日本代表の鈴木桂治監督

 国際柔道連盟(IJF)が新たなルールを発表したことを受けて全日本柔道連盟は24日、オンラインで説明会を開き、変更点の要点などを解説した。IJFは昨年12月、2028年ロサンゼルス五輪に向けた新ルールを発表。17年から廃止の「有効」が復活となるなど、6月の世界選手権(ブダペスト)まで運用した上で内容を再検討することになっている。

 取材に応じた全柔連の大迫明伸審判委員長は「ゴールデンスコアや指導(反則)による決着が非常に多いということで、柔道がよりおもしろく、魅力的な競技にするため。本戦の間にポイントで勝負を決することを目指して変更が行われました」と狙いを説明した。有効が復活することに関しては「技ありの幅が、ほとんど一本に近い技ありと、本当に浅い技ありと、幅が広すぎた問題がありました」と指摘した上で「浅い技ありは少し是正されたということになります」と語った。寝技による5秒間の抑え込みでも有効となる。

 また、立ち姿勢で相手の袖口に指を入れて組み手を取ることや、帯から下をつかむ行為が脚の付け根のラインまでならば認められるなど、一部緩和された。

 日本代表男子の鈴木桂治監督は23日の取材対応の際に「有効も入りましたし、試合内容も少し動く可能性はあるかなと思います。例えば袖口がOKになったり、外国の選手にとっては組みやすい状況になってくるのかなと。また、技を出しやすい状況になってくるのかなと思います」と分析。一方で「返し技なども少し通用するようになってくると思います。日本の選手は技を返す技術もしっかり持ってますので、そういった返し技、もしくは後の先みたいな攻め方もこれから少しずつ入ってくるんじゃないかなと思っております」などの予想も語っていた。大迫審判委員長は「大きな影響が出そうだな、と」と予想する一方で「実際に見てみないとわからないような状態ですね」と語った。

 新ルールは、国際大会で2月1、2日のグランドスラム・パリ大会から適用。国内のシニアの大会では4月5、6日の全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)から採用される。

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