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本格的な春到来を前に…札幌市内の事故多発現場を検証 事故が起こりやすい理由と注意点を専門家に聞いた

HTB北海道ニュース / 2024年4月2日 18時24分

(c)HTB

道路の雪解けが進み、外出も増える季節ですが、気をつけたいのは交通事故です。札幌市内で事故が相次ぐ場所で、専門家に注意点を聞きました。

黒澤圭介記者

「ここ1年で2度の死亡事故が起きた道路。どちらも歩道ではない場所を歩行者は横断していました」。

豊平区の地下鉄南北線・南平岸駅にほど近い道路。先月16日未明、近くに住む65歳の女性が道路を横断中、左からきたタクシーにはねられ死亡。この現場では、去年12月にも道路を横断していた男性がタクシーにはねられ死亡しています。

相次ぐ事故を受け、先週、警察やタクシー会社などが現場を確認したところ、街灯の少なさによる夜間の見通しの悪さなどが指摘されました。交通事故処理のエキスパートである損保協会の長崎さんは。

日本損害保険協会 北海道支部 長崎達 事務局長)

「西から来た自動車が、坂道になってアクセルを踏み込んですぐのところで事故が起きているとのことで、アクセルを踏んですぐ歩行者が出たということに気がついてもブレーキを踏むまでに時間がかかって大きな事故になってるのではないかと想像されます」。

現場は、前方に上り坂が見えてきてドライバーがアクセルを踏む場所。減速するのに時間がかかるため事故が起きやすいことがわかりました。

次に訪れたのは、札幌市西区八軒にある交差点。国道5号=札幌新道と新川通が交わる場所です。

日本損害保険協会 北海道支部 長崎達 事務局長)

「毎年、事故多発交差点に上っている交差点のひとつでして、特に国道5号を北から南に向かってくる車は、この交差点を右折する際に直進車とぶつかる事故が多いです」。

この交差点、札幌市内で起きた交通事故件数のトップ5におととしまでの15年で10回も登場しています。一体なぜなのでしょうか?

日本損害保険協会 北海道支部 長崎達 事務局長)

「北から国道5号を来る車が信号が矢印がない信号ですので、青で右折しなきゃいけないんですけど、直進車が、赤なのか青なのかわかりにくいっていうのはあると思います。高速道路の橋梁が視界を遮ってですね、前方の車が来ている様子がわかりづらいのがこの交差点の事故の多い要因の一つになっていると思います」。

その場所特有の道路事情が絡む事故多発現場。本格的な春の到来を前により一層、交通事故への注意が必要です。

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