イオン北海道が道内エリアの西友を買収 10月以降「トップバリュ」商品などを販売 従業員の雇用は継続

(c)HTB

廣瀬美羽記者）

「札幌市内にある9店舗の西友がイオン北海道に買収されることが決まりました。これで道内から西友の名前がなくなります」。

北海道で札幌市内9店舗を展開するスーパーマーケットの「西友」。2日、その9店舗すべてをイオン北海道が170億円で買収することが明らかになりました。イオン北海道は9店舗について、今年10月から店名を「イオン」や「マックスバリュ」に変更して営業を継続するということです。10月以降、道内から西友の名前が消えることになり、買い物客からは驚きの声があがりました。

買い物客）

「そうなんですか？」、「寂しいですね。『みなさまのお墨付きブランド商品』は安くておいしくて使っているので」、「仕事の帰りに必ず寄っていた」。

東京に本社を置く「西友」が道内に進出したのは1973年。旭川や函館など道内に幅広く展開していましたが、徐々に店舗数を減らし、札幌市以外からは撤退していました。

イオン北海道によりますと10月以降、買収する9店舗ではイオングループのプライベートブランド「トップバリュ」商品などを販売するということです。また9店舗で働く従業員の雇用は継続するとしています。