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海に異変?北海道日本海側で相次ぐイワシの大群 一体なぜ? 釣り人たちは歓喜「100匹ぐらいは」

HTB北海道ニュース / 2024年4月10日 16時39分

(c)HTB

前田愛奈記者)

「うわ~いっぱいイワシがいます。下までたくさん泳いでいますね。これはすごい量です」。

10日午前10時ごろの石狩湾新港。海の中にはおびただしい数のイワシが泳いでいます。このイワシを求めて釣りを楽しむ人たちの姿も見られました。

釣りをしている人)

(Qきょういっぱいいます?)「いっぱい」。

(Q何匹釣りましたか?)「たぶん100匹ぐらいは」。

釣りをしている人)

(Q何にして食べる?)「いろいろ。煮たり」。

漁師)

「珍しいですね。見たことないですね。漁師にとっては迷惑な感じですね。」

(Qなぜ?)「狙っているのに網を入れているんですが、イワシがとれてその魚がとれなくなる」。

イワシの大群は石狩からさらに北の留萌管内にも…

鈴木麻友記者)

「増毛港にはイワシの大群が確認できます。青みがかった銀色、輝いています。えー、どこまで続いているんでしょうか。かなり広範囲でイワシの群れが確認できますよ」。

留萌市でも今月3日ごろから港で大量のイワシが確認され、釣り人たちが押し寄せているんです。

鈴木麻友記者)

「すごい入れて30秒も経ってないですけどすぐ釣れますね」。

名寄から)

(Qどうやって調理する?)「かば焼き、フライ、刺身」。

留萌市民)

「珍しい。いつもならニシン釣れるんだけど」。

鈴木麻友記者)

「イワシを釣っている人のすぐ近くには、死骸を回収している業者もいます。港の一部ではありますが、このようにまだまだ死骸は漂着していますね」。

留萌市によりますと、8日からイワシの回収作業を行っていて、これまでに1.4tもの死骸を処分したということです。

イワシを回収する業者)

「放っておいたら匂いすごいんじゃない?」。

イワシを回収する業者)

「大変ですね。やっぱり」。

道総研によりますと留萌の沿岸では現在水温が低いことから、イワシが弱って打ち上げられているのではないかということです。

日本海側で相次いで確認されている大量のイワシ。一体なぜイワシが大量発生しているのでしょうか?

北海道立総合研究機構・中央水産試験場 山口浩志研究主幹)

「マイワシは10℃以上の水温を好むと言われていまして、本来冬場の北海道にはいない魚なんですね。しかし今年、冬場の水温が高めで、本来は南に帰ってしまうはずなんですけれども、北海道周辺に残ってしまって、南に帰ることができなくて、居残っている魚がどうやら今、港に寄ったり、打ち上げられたりしている」。

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