「新たな客層にも訴求」JR北海道 水戸岡鋭治氏デザインの新豪華観光列車「スタートレイン計画」詳細発表
HTB北海道ニュース / 2024年4月17日 18時8分
JR北海道は17日会見を開き、新たな豪華観光列車を開発し運行する「スタートレイン計画」の詳細を発表しました。JR北海道は2026年度の運行開始を目指し新しい観光列車を製造することを中期経営計画で発表しています。
「赤い星」「青い星」と名付けられた2編成の観光列車は道内を周遊するクルーズトレインとしての活用も視野に開発が進められています。デザインを手がけるのはJR九州の「ななつ星」や今年運行5周年を迎える「ザ・ロイヤルエクスプレス」など数々の観光列車を手掛けた水戸岡鋭治さんによるものです。
■赤い星編成(4両編成)
北海道開拓使の赤星をイメージした外装でグレードはラグジュアリークラス、定員は100名程度。座席は、個室セミコンパートメント、ボックスなどを設けラウンジや茶室が設けられる予定です。主に釧網線での運行を計画しているということです。
■青い星編成(4両編成)
富良野線沿線のラベンダーや青い池をイメージした外装で、グレードはプレミアムクラス。定員は200名程度。座席は4人掛けのボックス席が基本となり、全ての車両に北海道の雄大な景色が楽しめる展望室が設置される計画です。主に富良野線での運行が予定されています。
この観光列車は国鉄時代に客車として製造されその後気動車に改造されたキハ143形を約18億円かけて再改造するもので「SDGsな観光列車」という側面もあります。JR北海道の綿貫康之社長は「製造から40年以上が経っているが、改造を施し10年は使えるようにしたい」と車両の第3の人生に期待を寄せています。JR北海道はこれまでもスキーリゾートや航空会社とタッグを組んだ「アルファコンチネンタルエクスプレス」や「フラノエクスプレス」などのリゾート列車や、SL、ノロッコ号など数多くの観光列車を開発し運行してきましたが、豪華観光列車を自社で開発し運行するのは初の取り組みとなります。豪華列車を導入する狙いについて綿貫社長は「今までにないものを改造とはいえ造り、格段にランクが上の観光列車にしていきたい。地域の食材を使いおもてなしも含めトータルで新しい運用を目指し、新たな客層にも訴求していきたい」とインバウンド需要の取り込みも含めた集客に期待を寄せています。価格帯などは未定で今後車内サービスなど共に検討していくということです。運行開始は2026年春を予定しているということです。
二つの星がJR北海道の「期待の星」となるのか注目が集まります。
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