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インフル拡大で医薬品生産追いつかず 札幌では警報基準の2倍「今月いっぱいは少なくともピーク続く感じ」

HTB北海道ニュース / 2025年1月10日 19時2分

(c)HTB

インフルエンザの感染が急拡大していて、札幌の患者数は統計史上最多となっています。こうした事態を受け、医薬品の生産も追いついていません。

「インフルエンザAの陽性でした」。

札幌市豊平区のこちらのクリニックでは、今週の月曜からきのうまでの4日間で11人がインフルエンザと判定されました。

とよひら公園内科クリニック・藤本晶子院長)

「今年のインフルエンザはすごく熱の高い人が多くて、40度とか9度6分とか。すごく皆さんつらそうに来てます」。

先月29日までの1週間の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数です。先月中旬から増え続け、全道では59.87人、札幌では76.26人と警報の基準となる30人の2倍の規模に。札幌の患者数は、1999年の統計開始以来、最多となっています。

全国的なインフルエンザの流行で、医薬品の供給にも影響が。

製薬大手の中外製薬は治療薬の「タミフル」の増産を目指しているものの、原料の調達や体制の整備が追いつかず、出荷量を調整します。沢井製薬はタミフルのジェネリック医薬品などの供給を一時的に停止すると発表しました。医療機関ではどうなっているのでしょうか。

とよひら公園内科クリニック・藤本晶子院長

「うちはタミフルよりはゾフルーザーって、1日1回だけ飲めば良い薬を割と多用してるので、どの薬もそれほど困らずに抗ウイルス薬としては入ってきてる状態ですね」。

あすから3連休。来週15日からは札幌市内の小中学校で新学期が始まります。子供たち同士で接触する機会も多くなり、さらに感染が広がる恐れがあります。

とよひら公園内科クリニック・藤本晶子院長)

「今月いっぱいは少なくともぴピークが続く感じかなと覚悟してますね」。

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