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「目の調子が悪い」通報の約2割が不要不急の内容「迷う場合は#7119に」札幌消防指令管制センターを取材

HTB北海道ニュース / 2025年1月24日 18時22分

(c)HTB

冬になると発熱やツルツル路面での転倒などで救急搬送が多くなります。通報を受ける札幌消防の指令センターを取材しました。

「プルプル」、「119番通報です。火事ですか救急車ですか」。

札幌市の119番通報を受ける消防指令管制センター。1か月あたり平均1万2千件ほどの通報が入りますが、先月は1万6千件にのぼりました。

札幌市消防局警防部救急課 阿波俊也救急需要担当係長)

「冬になりますと大変滑りやすくなってしまって屋内の転倒事故ですとか雪道の転倒事故が増える傾向にあります」。

ウインターライフ推進協議会によりますと、昨シーズンの冬は転倒事故による救急搬送が1748人と過去最多に。高齢化が進み搬送者が増加しているということです。

さらに、今シーズンはインフルエンザなどの感染症による通報も多くなっています。

通報者)

「救急車です」、「体調不良が続きまして昨日の夜あたりから息苦しくて咳が出っぱなしで熱が38℃を超えていまして。1人なのでとにかくもうギリギリなんですよね」。

札幌市保健所によりますと先月29日までの1週間で1医療機関あたりのインフルエンザ患者数の平均は76.26人。1999年の統計開始以来最多となりました。今月19日までの1週間では9.89人に減りましたが、引き続き、感染対策が必要です。

札幌市消防局警防部救急課 阿波俊也救急需要担当係長)

「普段から体調管理には気を付けて発熱があった場合には、我慢せずに平日日中の時間帯に医療機関を受診していただくとかに気を付けていただければなと思います」。

この日は、「目の調子が悪い」という通報も…以前も同じ人から同様の通報があり救急隊が出動。到着した救急隊が搬送を断られたことがありました。そこで、まずは主治医に連絡して欲しいと伝えると…

通報者)

「なんで俺から電話しないといけないのよ、救急隊員からも電話できるべや」、「なんであんたらで確認しないのさ」。

札幌市消防局によると通報のおよそ2割が落とし物の連絡やイタズラ電話など、不要不急の内容だということです。

札幌市消防局警防部救急課 阿波俊也救急需要担当係長)

「今、非常に救急出動が増えていて救急車がなかなか現場に到着するのが遅れている事態が発生していますので、もしこれって救急車を呼んでいいのかどうかを迷う場合には♯7119という救急安心センター札幌が設置されていますので、こちらの方をご利用いただけたらと思います」

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