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【東京五輪 7日の見どころ】侍ジャパン、悲願の金メダルへ。ゴルフ、レスリング、空手と金メダルラッシュの予感!?

インフォシーク / 2021年8月6日 18時0分

【東京五輪 7日の見どころ】侍ジャパン、悲願の金メダルへ。ゴルフ、レスリング、空手と金メダルラッシュの予感!?]

東京オリンピックも残すところあと2日となった。過去最高の日本勢メダルラッシュとなった今大会だが、まだまだ金メダルの期待が持てる競技が残っている。

スタート時刻が午前7時から午前6時に1時間繰り上げとなった女子マラソンは前田穂南、鈴木亜由子、一山麻緒が出場する。
会場となる札幌市の暑さ対策で、スタート11時間前のタイミングでの異例の繰り上げ発表となった。6日に行われた50キロ競歩は午前5時スタートだったが、その時点で気温は25度。選手がゴールする9時台には30度になっていた。
札幌ではこの夏、最高気温が30度以上の真夏日が6日までで17日連続となっているが、暑いのは昼間だけではない。7月の月平均気温も23.9度と統計史上最高で、一日を平均して気温が高くなっている。明日の予想では6時の気温が25度。ゴール直前の8時頃から急に気温が上がりはじめ、9時には29度となる見込みだ。また75%を超える湿度の高さも選手を苦しめそうで、過酷な戦いになるのは間違いない。
もちろん選手は暑さ対策は万全な状態で臨むだろうが、急な温度の変化にも注意したい。
コースはスタート後20キロほどのコースを一周後、小回りのコースを2周する変則的なコース。アップダウンは少ない代わりに道幅が狭く、連続する直角のコーナーを何度も通らなければならない。
道幅の狭さと曲がり角の多さは小柄な日本人選手には有利ともいえる。ただこのコースの狭さと気温の高さを考慮して、スピードのあるアフリカ勢が序盤からスピードをあげてくることも考えられる。そうなった場合、日本勢はついていくのか、マイペースを守るのか。地力と戦略性が問われるレースになりそうだ。

ゴルフ女子は最終ラウンド。稲見萌寧は通算10アンダーの3位タイ、畑岡奈紗が通算8アンダーの7位タイと、どちらもメダルを狙える位置についている。
2ラウンド目を6打差の6位でスタートした稲見は序盤の3、5、6番でバーディーを奪う幸先のいいスタートを切ると、5バーディー2ボギーの68で首位とは5打差の位置まで浮上してきた。
畑岡も9打差の11位からスタート、6バーディー2ボギーの67とスコアを4つ縮め、メダル圏内と2打差にまで追い上げてきている。
また、フィリピン代表として出場している全米女子オープン覇者の笹生優花は初日から出遅れていたがここに来て5バーディー1ボギーの67とし、通算4アンダーの20位に浮上した。
3人とも徐々にスコアを上げてきており、最終ラウンドが楽しみな位置につけてきている。
「メダルはもちろん欲しいけれど、自分でプレッシャーをかけたり、気負ってもしようがない」という稲見。リラックスしてメダルに挑む。

空手の組手は、女子組手61キロ超級に植草歩、男子組手75キロ超級に荒賀龍太郎と男女ともにメダル候補が登場する。
植草は全日本選手権で史上初の4連覇を達成。また16年の世界選手権では金メダルも獲得している。実力に加えてそのルックスから「空手界のきゃりーぱみゅぱみゅ」の異名をとり、芸能事務所にも所属。空手界のアイコン的存在として多くのメディアに出て空手の知名度アップに努めてきた。今年の3月にはパワハラ告発で騒動となり、その影響からか渦中の5月に国際大会に出場するも3回戦敗退している。コンディションをどこまで戻せるか。

荒賀龍太郎は空手道場を営む父、元世界女王の姉、学生日本一の弟と空手一家に生まれ、高校時代は8冠を獲得。19歳のときに全日本選手権を史上最年少で優勝し、3連覇を含めて5回優勝している。16年には世界選手権で金メダルを獲得するなど、空手界のエリートコースを歩んでいる。「スピードドラゴン」の異名をとるほどの速さが武器で、全日本空手道連盟のYoutubeチャンネルの企画では10秒間に33発の突きを披露している。

野球の侍ジャパンが金メダルをかけてアメリカと対戦する。日本はここまで4連勝で決勝に進出。日本は84年のロスアンゼルスで金メダルをとっており、この時以来の金メダルを目指すが、この時は全員がアマチュア選手だった。04年アテネからプロ選手が参加したが、その時の銅メダル以来メダルをとれていない。
日本の先発は広島の森下暢仁。森下は1次リーグのメキシコ戦で先発、5回5安打2失点という内容だった。昨年の新人王の森下は最速155キロの直球に加えて多彩な変化球と、どの球種でも空振りがとれる正確なコントロールが持ち味。高校・大学時代に国際試合での経験が豊富なのも強みだ。大一番の先発に「もうやるしかない。任された以上は期待に応えたい気持ちが強い」と意気込んでいる。
打線の方は山田・坂本の1・2番コンビが好調。ホームランも打っている山田は参加選手全体で2位の7打点、トップの3盗塁。坂本も打率.389で7位、4打点で7位タイ。そして何よりキャッチャーの甲斐が全選手中トップとなる打率.500と絶好調なのが頼もしい。心配なのが打率・067と絶不調の4番・鈴木誠也。しかし稲葉監督は彼を信じて4番から動かさないと宣言している。鈴木の奮起に期待だ。

アメリカの先発はニック・マルティネス。ソフトバンクに所属する投手で今季は11試合で7勝2敗、防御率2.03の好成績を残しており、オリンピックでは1次リーグの韓国戦に先発、5回1失点で勝ち投手となっている。
マルティネスは抜群のコントロールに加え強烈なカットボールとチェンジアップを武器にしている。ただ、日本で活躍しているだけにデータは多く、チームメイトのソフトバンクの選手も甲斐、千賀、柳田、栗原と4名いる。中でもバッテリーを組んでいる甲斐の存在は心強い。
打者で警戒すべきはDeNA所属のオースティンか。5試合で21打数9安打の打率.429、2本塁打7打点と絶好調で、5日の準決勝・韓国戦でも2安打2打点。決勝の会場は彼のホームグラウンドである横浜スタジアム。外国人打者を得意とする森下が8打数4安打1本塁打と唯一の苦手にしている選手でもある。
他にもオースティンを上回る3本塁打のカサスなど、とにかく一発が怖いアメリカ打者陣を森下はどう抑えるか。
決勝当日は韓国戦で先発した山本を除く投手10人を用意する方針を示した稲葉監督。悲願の金メダルへ、総力戦で立ち向かう。

レスリング男子フリー65キロ級の決勝に進出した「猫より素早い男」乙黒拓斗が金メダルを狙う。準々決勝ではハンガリーのムスカエブ、準決勝では世界ランク1位でロシアのラシドフを撃破。どちらも19年の世界選手権で敗れた相手だったが、しっかりとリベンジを果たして決勝に進出した。
決勝の相手はアゼルバイジャンのハジ・アリエフ。61キロ級で世界選手権を3度制している強豪だが、リオオリンピックでは57キロ級で銅メダルを獲得しており、今回は8キロも上の階級で出場。19年の世界選手権では乙黒が勝利しているが、その後欧州選手権で優勝するなどしてしっかりと65キロ級の体を作ってきた。
18年の世界選手権を19歳10カ月と日本選手として最年少で制した俊才が、オリンピックの舞台で輝くことができるか。

ここまで3つの金メダルを獲得しているレスリング女子、トリとなる50キロ級決勝に駒を進めたのは「天才少女」須崎優衣だ。中学校から高校にかけて83連勝を記録。連勝ストップした翌年の全日本、そして世界選手権でも優勝している。
須崎は1回戦、2回戦はいずれも第1ピリオドで10-0のテクニカルフォール勝ち。準決勝では過去のオリンピック3大会で銀2つ銅1つ、19年の世界王者の実績を持つスタドニクに11-1のテクニカルフォール勝ちとここまで圧勝に次ぐ圧勝で勝ち進んできた。
決勝の相手はリオ48キロ級銅メダルの孫亜楠。2013年世界選手権51キロ級の金メダリストだ。レスリング女子の最軽量級で日本は過去4大会金2つ銀2つとすべてメダルを獲得しており、ここ2大会は連続で金メダル。開会式で旗手を務め“日本の顔”となった須崎がここに新たな金メダルの記録を刻むことができるか。

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