『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング- (GBVSR)』企業対抗戦にインサイドもチーム「がばいリバーサル」として参戦!血と汗と涙の練習によって佐賀への切符を手に入れられるか……!?
インサイド / 2024年12月12日 11時30分
昨年(2023年)12月に発売され、EVOの競技タイトルとしても選出されているCygames(サイゲームス)×アークシステムワークスによる対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-(GBVSR)』。
サイゲームスが主催する本作の企業対抗戦が、2024年11月29日(金)に中野Red Bull Gaming Sphere Tokyoで開催されました。
今回、インサイドは「がばいリバーサル」として、この企業対抗戦に参戦。開催までの期間、なんとかひとつでも勝利を掴めるように血の滲む練習を重ねました。
血と汗と涙の練習の末にどこへ辿り着いたのか、がばい男たちの戦いの記録をお届けします。
練習期間でどこまで仕上げられたのか
今回の『GBVSR』企業対抗戦のルールは3名1組のチームによって競う団体戦。先鋒、次鋒、大将の順番に対戦に臨むいわゆるBO3形式で、大将戦のみ2先、先鋒&次鋒戦が1先となりました。また、上位4チームは12月14日(土)に開催される「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2024 SAGA」への切符を手にするとあって各チームが熱い戦いを繰り広げることになります。
佐賀弁で“物凄い”という意味のある単語“がばい”をチーム名に用いるなど、佐賀への想いは会場一強かった我々のチーム「がばいリバーサル」。しかし練習期間はそこまで多くなく、全員が集まって練習に臨める機会は少なかった即席チームであります。それでも、それぞれの使用キャラクターが決まり徐々に徐々に形になっていったことは印象に残る出来事でした。
筆者も発売当時にやり込んだ後に徐々にプレイ頻度が落ちていったとはいえ、原作となるソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』を細々と継続して遊んでいたので、新キャラDLCの実装後やアップデート後にはちょくちょく遊んでいました。
これまでは家でネットを介して対戦するか、10~15年以上前のまだネット対戦がここまで普及していなかった時代に、薄暗くタバコの臭いがするゲームセンターの一画で(※そのゲーセンも潰れて久しい)仲間と対戦を重ねるくらいの経験しかなく、こういった場は初めてだったのでとにかくやるしかありません。
そこから動かしやすいカタリナを当日の使用キャラクターに定め、コンボの練習を続けました。そして、文章書く彦氏、いぬもと氏が残りのメンバーに決定して本格的な練習期間へ突入。
文章書く彦氏は使用キャラクターをベリアル、いぬもと氏はユエルに決定。2回目の練習で大将を決めることになったのですが、最終的に文章書く彦氏との2先を制した筆者が務めることになりました。大役を務めることになった筆者の運命は果たして……!?
大会の緊張感に呑まれてしまい......
当日の会場だった中野Red Bull Gaming Sphere Tokyoに出場者が徐々に集まってくると、にわかに緊張感が高まっていったことが印象に残っています。無料で各自が1本ずつもらえたレッドブルを楽しむ方や、チームで談笑に興じる方、PCで『GBVSR』をプレイして大会がスタートする直前まで調整を重ねる方など、戦いの前の過ごし方は各チーム様々。
今回参加した企業は、我らがチーム「がばいリバーサル(インサイド)」に加え、ONT、GEEKS、松竹格ゲー部、IGN JAPAN、富士通eSports部、Cospot、Too、GAME Watch、FSA eスポーツ部、JOYSOUNDの計11チーム。この11チームをAとBの2ブロックに分けた総当たりのリーグ戦で順位を競い合うことに。
それぞれの企業のアピールタイム&組み分け抽選が行われたのですが、「がばいリバーサル」が引き当てたのはAブロック!対戦相手は、ONT、GEEKS、松竹格ゲー部、IGN JAPAN、富士通eSports部となりました。
初戦の相手は富士通eSports部に。お互いの名刺交換を行い、先鋒戦はいぬもと氏。彼のユエルが、夜天光や飛燕・焔返しで上手く荒らして勝利を収めたため、大将である筆者まで出番が回ってきました。
ここで筆者が勝って初戦から勢いに乗れれば最高だったのですが、緩い雰囲気とはいえ大会で対戦をするなど初経験だったためか、動きに精彩を欠いてお相手のベアトリクスになすすべもなく敗北。大変申し訳ない結果となり、ここからチーム「がばいリバーサル」は苦戦を強いられることとなってしまいました。
続くIGN JAPAN、GEEKSとの試合は筆者まで出番が回ることなく3連敗という結果。それを踏まえて4戦目は流れを変えるためにも、ルールにのっとって先鋒を文章書く彦氏、次鋒を筆者、大将をここまで唯一勝利しているいぬもと氏に交代してみることに。
大会では苦手キャラから絶対に逃れられない
ONTとの第4戦目では、先鋒を務めた文章書く彦氏が、このイベント当日にチーム「がばいリバーサル」が戦った相手の中でも、1番の強敵だったベリアルとの同キャラ戦に敗れたところからスタート。
続いて筆者は、次鋒戦である問題にブチ当たりました。その問題とは、対戦相手のキャラクターであるシャルロッテ。お相手もカタリナが苦手なのか対策不足なのか、対戦前に少し辛そうな雰囲気を見せていた気がしますが、筆者はその程度の些細な問題ではなかったのです。なにせ、手も足も出ずに負けたのですから。
シャルロッテなんて前作『GBVS』最初期から参戦しているキャラクターなので、今更何をと思われてしまうことでしょう。しかし、苦手なものは苦手なのだからしょうがない。ただでさえすばしっこい動きでこちらからは捉えづらいのに、こちらが触られた場合は押しが強くなかなか抜け出せない。
しかも、ハーヴィンだから他のキャラクターより喰らい判定が小さいのか、他のキャラクターなら入るコンボが入らなかったり、差し返しの牽制技を空ぶってしまうことが稀に良くある気がするなど、本当に苦手でなるべく対戦したくなかったのです。
それこそ強キャラとされていた『GBVSR』初期のシスやニーア、ゼタとすら一戦抜けしたことはしないのに、シャルロッテが来た時は、勝とうが負けようが一切関係なく、ピンポイントで一戦抜けをしていたレベル。
中にはこういった行為を嫌う人もいますが、大会に出るつもりがなく、普通に家でゆっくり遊んでいるだけなら気にする必要はありません。遊び方も人それぞれです。
ところが、今回の筆者はひょんなきっかけから、こういった大会の場で戦わなければならなくなりました。そのような場合は、たとえどんなキャラクターが来ても対応できるようにしておかねばならなかったのです。
しかも他のメンバーがこの大会のため急遽頑張ってくれたところ、自分は前作からの経験者なのにその前作から参戦してるキャラクターと戦ってボコボコにされるという体たらく...あまりに申し訳なさ過ぎます。
家でひとりでやっているだけなら明るみにならなかった問題ですが、何かのきっかけで誰しもこういった機会が訪れる可能性はあります。みなさんも大会に出場する時に備えて、その当時の対戦環境で強いキャラクターや、自分が苦手とするキャラクターの対策を常日頃から詰めておくといいかもしれません。
なんとかチームでの1勝を目指して……!!
そして、ここまで全敗で迎えた最終戦の相手は松竹格ゲー部の方々。佐賀行きのチケットの夢などとうに潰えているものの、チームとして一勝する、そしてなんとか全員どこかで一勝するという結果だけでも持ち帰らなければ、今回の話を持ってきてくださり、練習機会も設けてくれた編集さんにあわせる顔がありません。
そんな後がない状況で迎えた先鋒戦。筆者と同じくここまで勝利がなかった文章書く彦氏が、ここへきてお相手の2Bを下してまず一勝をもぎ取ってくれました。次鋒にはなったものの、再びやってきた自分の勝敗がチームの勝敗に直結する機会。しかも、ここで筆者が負けた場合は筆者だけ全敗で大会を終えると言うプレッシャーしかない状況。
お相手のキャラクターはナルメアということで、練習時に編集さんが使用してくれていたキャラクター。自然とその時の記憶が蘇り、なんとか1ラウンド目を制することに成功。運命の2ラウンド目は途中から流れを失い押し切られそうになりましたが、お相手の固めの隙間に解放奥義“ヴィジョン・ディヴァイン“を差し込んで勝利となりました。やっぱりキャラ対策は大会で勝つには重要なようです。
なんとかチームとして1勝+全員が1勝という結果を勝ち取り、「がばいリバーサル」の挑戦はこれにて終幕。その後はAブロックを勝ち上がったチームとBブロックを勝ち上がったチームとで上位決定戦が行われ、最終的にONT、GEEKS、富士通eSports部、FSA eスポーツ部が佐賀への切符を手にしました。
我々が行くことができなかった12月14日の「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2024 SAGA」はもちろん、原作からの人気キャラクターサンダルフォンなどが追加される「キャラクターパスPart.2」の配信が予定されている本作。まだまだ熱い対戦が繰り広げられるはずですので、今後も公式からの情報発信をお見逃しなく!
『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』はPS5/PS4/Steam向けに配信中。キャラクター情報やアップデートについての詳細など、詳しくは公式サイトをご確認ください。
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