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Z世代学生の「理想の働き方」 魅力を感じる制度は?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月17日 8時0分

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Z世代就活生のキャリアや働き方に対する考え方調査(写真AC)

 新卒向けダイレクトリクルーティングシステムを運営するグローアップ(東京都港区)が「Z世代就活生のキャリアや働き方に対する考え方調査」の結果を発表した。Z世代の学生が考える理想の働き方とは。

 就活に対して「とても不安」「やや不安」と回答した人は合わせて78.8%に上った。具体的に感じている不安について、「志望する企業から内定をもらえるか」が過半数を占める結果に。「1社でも内定をもらえるか」よりも「志望する企業から内定をもらえるか」を不安視する傾向が見られた。

 同社は「就活の早期化や売り手市場の影響により『どこかの内定はもらえるはず』という考え方が就活生の中に根付きつつある」と分析している。

 不安解消のためにしていることについては「とにかくエントリーして説明会に参加する」「自分から探すのではなく、企業側からのアプローチがあるようなアプリを使用している」といった回答が寄せられた。

 世間の出来事について情報を収集する際に「X(旧Twitter)」を使うという回答は34.6%に上った。以降は「テレビ」(21.8%)、「インターネット」(29.2%)と続いた。一方で、就活における情報収集では「インターネット」が最も多く、64.5%を占めた。目的に応じて情報収集の手段を分けていることが明らかとなった。

 企業選びにおいて、初任給を「重要視している」とした人は合わせて79.5%を占めた。また、適正だと思う初任給の金額については、月収が「19万円以下」「20万~24万円」と回答した人が合わせて54.83%を占め、「25万~30万円」(38.07%)と続いた。

 働く環境・制度について、どのような制度に魅力を感じるか。最も多い回答は「家賃補助・住宅手当」で77.9%に上った。以降は「フレックスタイム制度」(59.4%)、「リモートワーク制度」(47%)と続いた。

 入社する企業を選ぶ際に重視することについては「勤務条件(給与、福利厚生、ワークライフバランス、勤務地など)」が最も多く、75.4%を占めた。

 理想の働き方について、最も多い回答は「給料が安定した企業で定年まで働く」(55.6%)だった。2位は「数年で転職してキャリアアップしていきたい」だった。

 また、副業に「とても興味がある」「やや興味がある」とした人は77.8%に上った。その理由については「就職先の給料だけでは不安だから」が最も多く31.3%。以降は「趣味として」(28.2%)、「キャリアの幅を広げたい」(24.5%)となった。

 同社は「多くの学生が安定を求めているものの、企業に安定を求めたり自身のスキル向上で安定を作ることを考えたりと、安定に対する捉え方が多様化している」とコメントした。

 調査は2023年12月15日~24年1月19日にインターネットで実施。24年卒の337人、および25年卒の325人から回答を得た。

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