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就活生の8割が入社後の「配属ガチャ」を懸念 企業選びで重視することは?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月17日 17時15分

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就活生の8割が入社後の「配属ガチャ」を懸念 企業選びで重視することは?

 就職活動に対してZ世代の学生はどんなことを意識しているのか。電通(東京都港区)が実施した調査によると、就活生の8割が入社後の「配属ガチャ」を懸念していることが分かった。また、企業を選ぶ際にポイントとなるのは「給料がいい」(46.7%)だった。

 入社後の勤務地やエリアを確約してほしいかどうかの質問に、「とてもそう思う」「まあそう思う」が合わせて88.8%だった。

 職種や配属先の確約についても「そう思う」が87.3%を占めるなど、「配属ガチャ」と呼ばれる状況を懸念する傾向が見てとれた。

 エントリーする企業選びで重視するポイントの1位は「給料がいい」(46.7%)で、2位は「自分の夢ややりたいことに近い業界」(36.4%)、3位は「業績が安定している」 (36.3%)だった。「給料がいい」については、「入社先を選んだ決め手」「ずっと働きたいと感じる上で必要なこと」でも1位となった。

  一方で、「最も当てはまるものをひとつ選ぶ」形式の設問では「自分の夢ややりたいことに近い業界」(16.3%)がトップとなるなど、一定数の就活生が自己実現を重視していることが見てとれた。

 入社後の働き方については、「出社が中心の会社」が66.3%に上った。社会全体ではリモートワークが定着しているが、対面でコミュニケーションできる出社スタイルを多くの学生が望んでいることがうかがえる。

 教育・研修については、「ある程度拘束されても、手取り足取り教えてほしい」を「望む」が78.2%だった。

 入社先を決定する段階で最も影響を及ぼしたものでは、「親・家族・親戚」(30.9%)が最も多かった。次いで、「企業のリクルーター」(22.4%)、「ゼミ・研究室の先輩・同期」「大学の先輩・同期」(いずれも17.2%)と続いた。

 「オヤカク」と呼ばれる、内定者の親が入社に同意しているかを企業が確認する行為の重要性がうかがえる結果に対して、同社は「採用企業にとっては就活生だけでなく保護者世代からの認知や信頼を得ることがより重要」と指摘する。

 就職活動で使われるSNS・動画系サービスについては、1位が「X(旧Twitter)」(55.0%)、2位が「LINE(オープンチャット)」(44.1%)、3位が「Instagram」(40.0%)だった。

 就活に特化したサービスで見ると、「ONE CAREER(ワンキャリア)」(58.8%)、「エンカレッジ」(57.3%)、「マイナビ」(51.4%)が上位を占めた。

 調査は、2024年卒または25年卒業予定の大学生・大学院生818人を対象にインターネットで実施した。期間は2月9~15日。

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