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シェアサイクルはどう変わる? 高価格化と公益性に揺れるHELLO CYCLINGの葛藤

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月1日 15時19分

 シェアサイクルの普及を携帯電話回線に例えることもあるのですが、今は利用エリアが拡大している段階になります。やがてその段階も落ち着き、他事業者と単に競合するのではなく、MNPのように相互互換性を持つ段階が来るのかもしれません。実際、利用ポートを他事業者と共有できたほうがユーザーの利便性向上に繋がるので、複数事業者や自治体が集う場で議論のテーマになることもあります。まだ実現段階には遠いですが、考え方は各関係者に理解していただいています。

 他にも、自転車の予約は現状では各事業者のアプリから入れる形となっていますが、Googleなど単一のプラットフォームから利用できる日も来るかもしれません。自転車などハード面の問題はあるものの、ソフト面の技術的には全く可能なことではあります。

 欧州では、シェアモビリティ事業者のM&Aがどんどん進んでいって、大規模なシェアモビリティ事業者がくっつき始めています。国内だとまだその段階には達していませんが、当面伸びるマーケットだと思っています。事業者同士が削り合うのではなく、いかにマーケットを拡大させられるのか、白地の獲得競争から、協調的展開も必要となる時期は近いとみています。

(河嶌太郎、アイティメディア今野大一)

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