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BTS擁するHYBE発 1.5億DL超“推し活”アプリ「Weverse」がエンタメの常識を覆すワケ

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月15日 13時24分

BTS擁するHYBE発 1.5億DL超“推し活”アプリ「Weverse」がエンタメの常識を覆すワケ

ITmedia ビジネスオンラインのインタビューに応じたWeverse Companyのムン・ジスGM

 BTSやSEVENTEEN、LE SSERAFIMなどグローバルアーティストを擁するエンターテインメントライフスタイルプラットフォーム企業HYBE。NVIDIAやMicrosoftなどと共に、米国の経済誌『FAST COMPANY』による「2024年 世界で最も革新的な企業50社」にも選ばれた。

 HYBEの強みは、2019年にリリースし、累計ダウンロード数が1.5億を超えるファンのためのオールインワンアプリ「Weverse」を開発・運営しているWeverse Companyを傘下に置いていることだ。

 Weverseは、コンサートのオンライン視聴など、ワンストップでさまざまなことができる「スーパーアプリ」を標ぼうしている。AKB48やBLACKPINKといったHYBE LABELS以外のアーティストも参加するほどの存在感だ。

 2022年6月に設立された日本での拠点となるWeverse Companyのムン・ジスGMが単独インタビューに応じた。

●MAU約1000万 「業界拡大のためにテクノロジーの力が必要」

 「Weverseのように総合的に『推し活』を楽しめるサービスは他にあまりないですね」

 海外にはWeverseのようなワンストップアプリがあるのかと聞くと、ムンGMは非常に流ちょうな日本語でこう答えた。学生時代に日本語を学び、ゲーム業界でキャリアを築いてきたと話す彼は、テクノロジーの発展にも明るい。

 Weverseは、MAU(月間のアクティブユーザー)約1000万人、累計LIVE再生数は20億強を誇る。245カ国・地域で利用され15の言語にリアルタイムで翻訳可能だ。

 主な機能は「コミュニティ」「コマース」「メディア」「ライブストリーム」などに分かれる。コンサートのオンライン視聴、テキストを通したファンとアーティストの交流、ファンクラブメンバー限定のコンテンツ、コンサート会場での物販受取サービスの手配など多彩なサービスをこのアプリ1つで提供する形だ。

 スイスの国際経営開発研究所(IMD)が2023年11月に発表した「世界デジタル競争力ランキング2023」で韓国は第6位(日本32位)だった。国連が2022年9月に公表した「デジタル政府ランキング2022」でも第3位(同14位)にランクインしていて、韓国は全体的にデジタル技術の使い方に長けている。それは音楽業界においても同様だ。

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