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インパクト強すぎ! 山形発「冷やしシャンプー」が、熊谷で驚きの進化 「氷点トニック」「ハイボールシャンプー」が生まれた背景

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月28日 15時55分

 暑さを強調しすぎたことで人々が敬遠するようになり、人口が減少したという意見もあったことから、2018年度からは「暑さ対策日本一」をアピールする方向にかじを切っている。

 暑さ対策としてのサービスである冷やしシャンプーが、この熊谷の地で始まったのは2010年。きっかけは、熊谷市が日本最高気温を更新したことだ。ハル理容院代表の間室智宏氏が、同業者から紹介されて、冷やしシャンプーを考案した「メンズ・ヘアリズム」の大沼幸市氏より、正式な「ひやしびと」の講習を受けて、直々に伝授された。講習のために、大沼氏が山形から出張して来たとのことで、ひやしびとの冷やしシャンプー普及に対する力の入れようが分かる。

 冷やしシャンプーは2009年に商標登録されており、認定された店しか使えない。ハル理容院は晴れて冷やしシャンプー提供店を名乗れるようになった。

 冷やしシャンプーの定義として、メントールのシャンプーを冷やして使わなければならないが、どの商品でなければならないという決まりはない。

 ハル理容院では2023年、オリジナルの「クマガヤシャンプー」を開発。薬事法の範囲内でメントールの爽快感が最大になり、かつ髪に良い成分である11種類のアミノ酸を配合している。髪につやを付与し、パサつきを抑える効果があるとのこと。

 「女性でも使ってもらえ、全身も洗えるシャンプーをメーカーと開発した」と、間室氏。昭和感あるパッケージのデザインも自ら手掛けた。

 また、ガスボンベから炭酸を水道水に送り込んで炭酸水をつくる、炭酸泉システム「T2sys」を導入。炭酸水により爽快感がアップするだけでなく、洗浄力強化、血行促進なども期待できるという。

●「炭酸尽くし 極寒冷熊コース」などを用意

 冷やしシャンプーの基本コースである、クマガヤシャンプーとT2sysを使った「炭酸冷コース」は、カットをした人は無料。コースのみで1300円。炭酸冷やしシャンプーに加え、仕上げにパウダーアイス状に氷結した炭酸入りヘアトニック「氷点トニック」を使う。

 さらにハル理容院は、クマガヤシャンプーを炭酸ガスで割ってムース状にした「ハイボールシャンプー」を考案。通常は300円プラスで施術できるが、気温30度以上の夏日になれば無料となる。1600円で、ハイボールシャンプーのみのサービスも可能だ。

 その他にも、専用ノズルを使って3分間炭酸水で頭をかけ流す「流し冷和」、顔の上に冷たい化粧水を含んだローションパックを乗せてその上から高濃度炭酸ムースを吹き付ける「冷やし炭酸メガパック」、これらの冷やしメニューをフルで体験する「炭酸尽くし 極寒冷熊コース」などが用意されている。

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