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住宅ローンで「2兆円目指す」 住信SBIネット銀はなぜ、大躍進しているのか?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月14日 14時42分

 さらに「かんたん住宅ローン」を自社サービスにとどめず、業界標準のプラットフォームとして確立することも視野に入れている。寺田氏は、「将来的には他の金融機関も利用できるオープンなプラットフォームにしたいと考えている」と展望を語る。

 「5年後、10年後の住宅ローン市場は、大きく様変わりしているはずだ」と寺田氏は語る。その未来図の中心にあるのが、「かんたん住宅ローン」に代表されるデジタルプラットフォームだ。

 住信SBIネット銀行の挑戦は、単に自社の成長戦略にとどまらない。それは、長らく旧来型の手法が残存してきた不動産業界全体のDXを促進する触媒としての役割も担っている。住宅ローン市場全体のデジタル化を促進し、顧客、不動産事業者、金融機関の3者にとってより透明で効率的な環境を創出する可能性がある。

 20兆円規模の住宅ローン市場で、テクノロジーを活用した変革の波が確実に広がりつつある。その中で、住信SBIネット銀行の挑戦は、どこまで業界の慣行を変え、顧客価値を向上させられるだろうか。

(金融ジャーナリスト 斎藤健二)

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