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HYDEコラボのブランド「WaRLOCK」の狙いは? 京都「100年企業」が着物アパレルに挑戦 

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月2日 12時0分

 10月15日に1周年を迎えたWaRLOCKの特別企画商品としてWebで販売した「きつねいどTEE」は数時間で完売した。小田社長は「数百枚の販売がありましたが、お一人ずつ手書きでお礼状を書いて封入しています。そういうことを丁寧にやっていきたいと思っています」と語る。

 HYDEもWaRLOCKを自身のプロモーションに活用している。5~6月に放送されたテレビアニメ『鬼滅の刃 柱稽古編』の主題歌「夢幻」を歌唱したテレビ番組「ミュージックステーション」ではWaRLOCKの衣装を着た。『鬼滅の刃』は、北米やアジアをはじめ世界中で人気を博していて、訴求力は抜群だ。

 10月13日にはブルックリンでファッションショーに参加する他、12月4~10日には日本橋三越本店でイベントを開催。日本橋三越本店は1673年創業で、江戸期の「越後屋」から続く呉服の権威だ。小田社長は意気込む。

 「呉服の世界では、日本橋三越は一丁目一番地なので、身が引き締まります。しかし、WaRLOCKは呉服のフロアではなく、アパレルのフロアに出します。ここで初めて大々的にWaRLOCKを世界にアピールしていきます。呉服の一丁目一番地から和を進化させ、着物を進化させ、世界に一石を投じていきたいですね」

 小田章が半世紀にわたり異業種タイアップを進めてきた中で、着物を着る人は少なくなり、業界はすっかり縮小した。HYDEとコラボすることによって、和装への関心を取り戻せるか。令和の時代に、日本文化の真価が試されようとしている。

(河嶌太郎、アイティメディア今野大一)

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