なぜ富士通「Uvance」は生まれたのか サステナビリティに注力する強みに迫る
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月31日 9時34分
DXによって、企業価値も上げなければなりません。DXが進んでいない一般の企業だと、事業規模が大きくなることによって物質的な経費もかさばり、ビジネスが飽和して頭打ちになりがちです。この点、GAFAなどの企業が売り上げを指数関数的に伸ばせたのは、フィジカルに頼らない収益構造を生み出せたからです。このようにビジネスの構造を変えられるかどうかまでがDXだと、私は考えています。
●生成AI活用も積極的に推進
――今後は生成AI活用もユーバンスの課題になるのでしょうか。
AIサービス「コヅチ」を既に積極的に打ち出しています。ユーバンスのDI PaaSと融合したソリューションとして顧客に提供しています。コヅチは既に在庫管理などの需要予測や、画像解析によるセキュリティ向上などで、幾つも成果を出しています。
生成AIでは、コヒアとも戦略的パートナーシップを発表しています。コヒアとは日本語特化のLLM(大規模言語モデル)「Takane(タカネ)」を共同開発し、今後提供していきます。他にも量子コンピュータなど、当社で研究開発を進める次世代の技術がありますので、実用化でき次第、ユーバンスにも取り入れていきます。
――ユーバンスの今後の目標は?
当社の中期計画の中で、2025年度のユーバンス事業の売り上げに7000億円という数値目標を掲げています。当社の主力であるサービスソリューション事業の中で、ユーバンスを事業全体の3割まで伸ばしていく方針です。
SXにおいても、先述のルール作りやエコシステム作りの面でも新しい市場創りに貢献しながら、企業の存在価値を高めていきたいと考えています。
(河嶌太郎、アイティメディア今野大一)
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