なぜ「チョコボール」人気は続くのか 変えないところは変えない
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月11日 11時1分
現在、おもちゃ市場は「大人も遊べる」「大人でも買いたくなる」商品が盛り上がっていることもあって、中野さんは大人も子どもも楽しんでいるクレーンゲームに注目したそうです。
おもちゃのカンヅメを企画する際、担当者は「時代の空気」「流行り」などを意識しているそうです。昨年、登場した「キョロガチャ缶」も、街中でカプセルトイ専門店が増えていることを受け、企画を進めたといいます。
おもちゃのカンヅメは年に1~2種類のペースで登場していて、今回のクレーン缶は56代目。これまでたくさんの景品が姿を現しましたが、その中で注目を集めたモノが2つあります。
1つめは、2015年の「開かずのカンヅメ」。当時の担当者は「コト消費」(モノだけではなく、体験を消費してもらうこと)に注目しました。カンヅメのフタを開けて、おもちゃを楽しんでもらう。それだけではなく、なにか体験を提供できないかと考え、謎が解けないと開かないカンヅメを開発しました。
2つめは、2017年の「しゃべる!金のキョロちゃん缶」。くちばしをなでるとキョロちゃんがしゃべり始め、なで方によってしゃべる言葉が変わるという仕掛けになっています。
また、このキョロちゃんの色は金色。「チョコボール=金のエンジェル」というイメージが強いこともあって、消費者から人気を集めたそうです。ちなみに、銀色のキョロ缶はなく、今後も未定だそうです。
●長く愛されている理由
チョコボールは来年、60周年を迎えますが、長く人気を集めている理由について、中野さんはこのように語りました。
「商品、キョロちゃん、カンヅメ――。この3つがうまくかみ合って、お客さまに楽しんでいただけているのではないかと思っています。カンヅメでいえば、金1枚、銀5枚、中身は秘密、応募方法はハガキまたは封筒のみとなっています。いまの時代であれば、QRコードでの応募も考えられますが、60年近くたっても方法を変えていません。
カンヅメのおもちゃは時代に合わせていますが、変えないところは変えない。こうした点が長く愛されている理由ではないでしょうか」
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