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ココイチはなぜ、つけ麺・ジンギスカン・もつ鍋に挑むのか?

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月23日 8時10分

 日本の外食産業はコロナ禍による大打撃から回復しつつあるとはいえ、原材料や人件費高騰という構造的課題を引きずっており、先行きは依然として不透明である。こうした環境下だからこそ、企業が単一業態にこだわるリスクは大きい。壱番屋が打ち出す多業態戦略は、ある意味で企業体質を強化するための必然的な選択なのではないだろうか。

 今後、壱番屋がどの業態で“アタリ”を引くのかは市場の反応次第だ。しかし、同社が持つ「金のなる木」と豊富な“ソフト資産”を武器に、外食市場の変化に合わせてポートフォリオを最適化していける可能性は高い。

 これからの壱番屋は、カレー専門店のイメージを大切にしながらも、複数の「問題児」をいかに「花形」に育てていくのか。その戦略的な舵取りに注目したい。

●著者プロフィール:金森努(かなもり・つとむ)

有限会社金森マーケティング事務所 マーケティングコンサルタント・講師

金沢工業大学KIT虎ノ門大学院、グロービス経営大学院大学の客員准教授を歴任。

2005年より青山学院大学経済学部非常勤講師。

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