クルマの「音」は演出できる? EV時代に“サウンドビジネス”が広がってきた
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年2月7日 6時30分
これは、日産GT-Rよりもパワフルで過激な高性能EVというイメージをさらに盛り上げるための演出で、確かにドライバーの気分を大いに高ぶらせる。
クルマの騒音規制は厳しくなる一方だ。エンジンやマフラーから放たれる音だけでなく、タイヤが路面をたたき、空気を切り裂く風切り音すらその対象に含まれる。これは道路の周囲で暮らす人々にとっては切実な問題であり、現代社会においては仕方ない部分でもある。
だがそれによって、クルマで移動することを楽しむ、ドライビングそのものを楽しむといった行為が制限されてしまう、と危惧することはないのではないだろうか。
クルマ趣味も多様化する中で、クルマ本来のパワフルで野生味を感じさせる走行音を求めるために旧車へと傾倒するオーナーも少なくない。そんなオーナーたちをも満足させようと、自動車メーカーや音響システムメーカー、パーツサプライヤーは最新のモデルでも、さまざまなギミックで快適性と走行感覚の満足感を両立させようと躍起になっている。
「クルマを運転することは楽しい」とドライバーが感じなければ、世の中は軽トラックとカーシェア、タクシー、リムジンに支配されてしまう。そうならないために、自動車メーカーは個人ユーザーの満足度を高めようと必死なのである。
(高根英幸)
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