1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

通話翻訳や文字起こしの「Galaxy AI」、折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip5」「Galaxy Z Fold5」などにも搭載

ITmedia Mobile / 2024年4月3日 10時25分

写真

Galaxy S24のマイクで録音したデータを文字データに変換する様子

 Samsung Electronics(サムスン電子)製の新型スマートフォン「Galaxy S24シリーズ」。その目玉機能となる「Galaxy AI」が、折りたたみスマートフォンなどにも搭載される。Galaxy AIにより通話時の翻訳や文字起こしが可能になる。国内端末向けのアップデートは2024年4月中旬以降に行われる予定だ。

 アップデート対象製品は、スマートフォンが「Galaxy S23」「Galaxy S23 Ultra」「Galaxy S23 FE」、折りたたみスマートフォンが「Galaxy Z Flip5」「Galaxy Z Fold5」、タブレットが「Galaxy Tab S9」シリーズだ。

 Galaxy AIは、Galaxy S24シリーズの最大の特徴になるとして、Samsung Electronics(サムスン電子)が1月18日に発表。「スマートフォンで何ができるかから、実現したいことを叶えられるツールへとパラダイムシフトした」というメッセージとともにアピールしていた。

 通話アプリでは双方向翻訳が可能になり、日本語を含む13カ国語に対応する。メッセージングサービスでは翻訳アプリを介さずに翻訳できる。ボイスレコーダーでは録音データのテキスト化、翻訳、要約の作成が可能だ。ただし、Pixelシリーズのようなリアルタイムでの文字起こしではない。「Samsung Notes」では要約、タイトル、表紙が自動で作成される。

 他にも、スマートフォンのカメラを使った撮影、編集の機能にAIが活用される。フレーム補間でスローモーション動画を作成可能な「Instant Slo-mo(インスタントスローモーション)」や、編集時に余分な反射のみを削除でき、撮影した写真の角度を補正し、不足した部分はAIで生成できる。

【訂正:4月3日10時49分】初出時、「インスタントスノーモーション」と記載しておりましたが、正しくは「インスタントスローモーション」です。お詫びして訂正いたします

 これら一連のAIがGalaxy AIと銘打たれている。これを支えているのが同社独自開発のものではなく、Google Cloudの「Gemini Pro」や「Imagen 2」だ。これらはクラウドベースのAIとなるが、端末上で処理を行う「Gemini Nano」も活用し、AIによるユーザー体験だけでなく、セキュリティ面にも配慮したという。

 スマートフォンのトレンドは、2023年から2024年にかけて、カメラからAIに移り変わろうとしている。他社の動きを見ると、生成AIを活用したサービスとして、Googleが「Gemini」、Microsoftが「Copilot」を提供しており、「WWDC24」を6月10日から14日まで(米国太平洋時間)開催するAppleが、この分野でどのように対抗するのかにも注目が集まる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください