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ライカの新スマホ「Leitz Phone 3」を試す 最上級のスペックに表現力の増したカメラが融合

ITmedia Mobile / 2024年4月19日 11時19分

●構図を見いだすブライトフレームが興味深い 建築物を真っすぐに撮る新機能も

 「ブライトフレーム」は、Leitz Looksと並んで、Leitz Phoneの代表的な機能だ。実際に写真として収める画角よりも広い範囲をプレビュー表示する。これは、オートモードで利用できる。

 ブライトフレームをオンにしてスナップ撮影すると、被写体と背景の関係性や、画面内の余白の使い方などを意識しながら撮影できる。構図を意識的に考える習慣をつけられるだろう。

 マニュアル撮影モードには、「ライカ・パースペクティブ・コントロール」という新機能が追加された。

 これは、建築写真のパースゆがみを補正する機能だ。建物の形状を認識してプレビュー画面に白枠を表示し、撮影後のJPEG画像ではその部分のみを表示するようになっている。ただし、発売前の試作機を実際に使ってみた印象として、建物を形状を正しく認識するのが難しく、調整の余地があるように感じた。今後の改善に期待したい。

●ウオーターマークでレンズ名が入るように

 ウオーターマーク機能が強化され、Leitz Phone 3の写真にはレンズ名、F値、シャッタースピードの情報が記載されるようになった。ここ記載されるレンズ名は、ハードウェアとしてのレンズ名、つまり「SUMMICRON 1:1.9/19 ASPH.」が記述される。当然F値も固定でF1.9となる。

 ちなみに、Leitz Looksでバーチャルレンズを使って撮影したときのレンズ名や、フィルター、仮想F値はこのウオーターマークには反映されない。現状でLeitz Lookで撮影した後に、どのようなレンズ設定を使用したかは実際の写りから推測するしかない。ウオーターマークでもメタデータでもいいが、確認する手段が欲しいところだ。

●ウィジェットが形作るLeicaの世界観

 前作から引き続き、独自のウィジェットを2つ搭載している。

 1つは、「LFI Widget」だ。これはLeicaの写真投稿サイトに掲載された作品を配信するウィジェットだ。これはLeitz Phoneならではの雰囲気を引き立たせる上で重要な役割を果たしている。

 2つ目は、「Golden Hour Widget」だ。これは朝焼け・夕焼けの時間をグラフィカルに表示するウィジェットだ。写真撮影に最適な時刻を知らせるだけでなく、その時間に空を眺めてみようという気分にさせる

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