1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位

ITmedia Mobile / 2024年4月25日 15時39分

 「Availability」(利用率)ということで、ユーザーがネットワークに接続している時間の割合も調査している。5G利用率はauとソフトバンクが1位。一方、3G、4G、5Gを合わせた全般的なネットワーク利用率では、ドコモが1位を獲得した。

 「Consistency」(一貫した品質)は「ユーザーが一般的なタスクを完了できる頻度」とされているが、「つながらない」ことが少ないことと考えてもいいだろう。ソフトバンクが2年連続で1位を獲得している。

 また、ドコモは2回連続で5Gカバレッジ体感賞を受賞。日本の4キャリアはこのポイントが上昇しているという。

 各成績をまとめると、楽天モバイルが5つの章を単独で受賞し、2つの賞を他社とともに受賞。ソフトバンクは4つの賞を単独で受賞し、3つの賞を他社と一緒に受賞している。auは、ダウンロードスピード体感を単独で受賞。ドコモはカバレッジに関する2つの賞を受賞している。

 楽天モバイルは最も受賞数を増やしたキャリアで、受賞数7つとソフトバンクと同数になった。

 なお、Opensignalは地域別にも同様の賞を提供しているという。例えば、auユーザーは近畿地域で最速のダウンロード体感を享受しており、ソフトバンクの5Gのユーザーは同地区で5Gの利用率が一番高いという。また、四国地域の楽天モバイルのユーザーは、日本で最も一貫した品質を享受している。ヴィルジコウスキー氏によると、楽天モバイルはソフトバンクに先んじて地域別受賞数で首位になったという。

●空港のネットワーク品質が全国平均よりも劣る理由

 Opensignalは、日本の主要23空港におけるモバイルネットワーク体感を分析したレポートも発表した。同社は山手線内でも同様の調査を行ってレポートを発表したことがある。

 同社の分析では、日本の主要空港ではダウンロードスピード、5Gの利用率が日本の平均よりも高くなっている。一方、モバイルサービスの一貫した品質といった面では日本全国の平均よりも劣っており、「Time with no signal」(電波なし)の割合が全国平均の12倍も高くなっている。

 その理由として、ヴィルジコウスキー氏は「空港のインフラが原因と思われる」と述べた。「空港は比較的郊外にあること、建物内部に壁が多いこと、安全対策でモバイルの電波に干渉するものが多いということが考えられる」(ヴィルジコウスキー氏)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください