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「ポケモンGO」8周年 リリース当初からブレない思い、リアルイベント開催の舞台裏をNianticに聞く

ITmedia Mobile / 2024年7月13日 6時5分

●「シンプルであること」は2016年からブレずに意識している

―― 2024年は「再発見」のアップデートが続いています。

石塚氏 2016年のリリース当初から、スマートフォン自体もパワーアップしていますし、私たちがやりたくてもできなかったことができています。

 その1つがマップ、キャッチスクリーンの刷新です。実際に訪れて、そこの環境により近いもの、よりたくさんのパターンがある場所で出会い、楽しんでほしいと思って作ってきました。GOスナップショットもそう。いろいろな場所に行って皆さんと思い出に残してもらいたい。実はGOスナップショットが出てから5年がたちますが、5年前ではできなかったことができるようになってきました。皆さんの意見も聞きつつ、より素晴らしい体験ができるようになりました。

 私たちはどうしても、最先端のスマートフォンを考えてしまいますが、いろいろな方がプレイするので、その方も含めて同じ体験をできるかを常に考えています。

―― これまでで特に成果や反響の大きかったイベントはありますか?

石塚氏 どのイベントも全力で準備してきていますし、仙台市さんも含めて、どの自治体の方々からも、多大なサポートをいただいています。その中で振り返ってみると、2019年の横浜のGO Festがあったから乗り越えられたという気持ちが強いですね。“フォーマット”が決まったというところもあります。

―― 2016年から、ポケモンGOのユーザー属性が変わった、あるいは広がってきた面はありますか?

石塚氏 ありがたいことに、ずっと続けてくださっている方と、新しく入ってくださっている方が、非常にバランスよく存在してくださっていることによって、さまざまなプレイスタイルが生まれています。

 初心者がポケモンを育成しにくいという指摘もありますが、ずっと続けている方からすると、やり応えがあるものを求められるので、ワンパターンではなくて、頑張ったことが成し遂げられて、「やったんだよ」と紹介できるような深み作っています。

 それと同時に、カジュアルにプレイできることも常にこだわっています。特に2016年に一気に世界中で広がったことは、「シンプルであること」がすごく大きかった。これは、2016年も今も、全くブレずに同じ思いで作っています。もちろん、いろいろな機能を追加することによって、難しくなってしまうところはありますが、これ(シンプルさ)は意識しいています。

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