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「ポケモンGO」8周年 リリース当初からブレない思い、リアルイベント開催の舞台裏をNianticに聞く

ITmedia Mobile / 2024年7月13日 6時5分

 泉の庭園については、あの池自体も、この周辺の自然をモチーフに作られたと聞いています。池というよりも広大な湖に見え、その周りをお花がきれいに囲んでいるので、その世界観に合うように泉の庭園という名前にして、お花畑に合うようなポケモンを出現させています。

―― それぞれの生息地のコンセプトに合ったポケモンが出現しているということですね。

三宅氏 公園を下見する段階で、サンフランシスコにいるゲームデザイナーを現地調査で連れてきて、実際に歩いて景色も見てもらって、出現させるポケモンと世界観のテーマを一緒に決めました。

―― ちなみに過去の横浜や大阪でのイベントでも、その土地に合ったポケモンを出現させていたのでしょうか?

三宅氏 過去のGO FestやSafari Zoneでは、他の地域と重複する世界観がありつつ、その土地に特化した世界観はあまり作っていませんでした。GO Festの大まかな方向性を決めた上で、3地域で割り振るという形を取ってきました。ですから、その地域に合った世界観を作ったのは今回が初めてです。

―― 都市体験も、年にちなんだテーマやポケモン出現などの工夫があるのでしょうか。

三宅氏 公園に出現するポケモンと、市街地に出現するポケモンは重複しています。公園で出現するポケモンは、仙台市の文化や環境に基づいたものをセレクトしているので、市街地でも自然と、仙台市をテーマにしたポケモンが出現します。

―― かくとうタイプとひこうタイプのポケモンをよく見かけました。仙台との関連があるのでしょうか?

三宅氏 かくとうとひこうに関しては、スカイアリーナが、復興に対する戦いと競技場での戦いを掛け合わせています。ひこうに関しては、ある一定の位置からみんなで上昇していこうというテーマがあるので選びました。公園のテーマと同じですね。

―― 仙台の方からの反響はありましたか。

石塚氏 とてもたくさん届いていると感じています。「仙台に来てくれてありがとう」という声とともに、交通機関や気候に適した服装、おすすめスポットなど、「こういう準備をしてくるといいよ」という情報を、トレーナーの方から発信しています。

●通信対策はキャリアと連携して万全に 日本ならではの難しさも

―― 今回はどれくらいの参加者、キャパを想定しているのでしょうか。

Niantic広報 公園のサイズや安全性、ある程度きつくならないで、安心して楽しんでいただけるということと、近隣の方に迷惑をお掛けするほどあふれないようにすることを考えて人数制限をしています。あとはネットワークの品質も考えています。

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