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「ポケモンGO」8周年 リリース当初からブレない思い、リアルイベント開催の舞台裏をNianticに聞く

ITmedia Mobile / 2024年7月13日 6時5分

 ポケモンGOの強みは、世界中でさまざまな方がプレイしていて、たくさんのスタイルが存在します。2019年に「好きなようにGOしよう」というキャンペーンを行いました。ずっとそれから心掛けている言葉です。どんなスタイルでプレイしてくださってもいいんですよと。

 ポケモンをたくさん捕まえることが好きな人、捕まえたポケモンたちとバトルするのが好きな人、隙間時間で楽しむ人、仲間たちと集まってわいわいプレイする人、ポケモンGOを通して写真を撮る人。このさまざまなスタイルをサポートできるよう、各機能を作ってきています。もしかすると、新しい機能を出したときに、「この機能ってそんなに重要なの?」と思う人もいるかもしれないですが、さまざまなスタイルの人に届けられるよう、意図を持って作り上げています。

―― 新機能を導入するにあたり、ユーザーやコミュニティーの声を拾うといった取り組みもしているのでしょうか。

石塚氏 UXのチームにはリサーチャーがいます。SNSに挙がっている声は、どうしてもハードコアな人の声が大きくなってしまいます。実際のところ、カジュアルに楽しんでいる人がすごく多いんです。いろいろ方がそれぞれのスタイルで楽しんでいる。その部分のご意見をおうかがいするためにも、UXリサーチャーが、さまざまなトレーナーにインタビューをして情報を吸い上げています。それらをもとに、アイデアを練っています。実際に作ったものをテストしてもらうこともあります。

●取材を終えて:開催地への思いを感じ取れたGO Festだった

 Pokemon GO Fest 2024:仙台は、過去に開催したPokemon GO Festの知見を生かして、最適なタイミングや場所に配慮してきたことがうかがえる。スマホゲームの命綱ともいえるネットワークも、万全の準備を整えていたことが分かった。

 今回、特に興味深いと感じたのは、開催地である仙台のテーマを設定し、そのテーマに沿ったポケモンたちが出現すること。そうすることで、その土地で開催する意味が生まれるし、トレーナーたちにとっては、より思い出に残るイベントになるだろう。

 単にレアなポケモンをゲットするだけでなく、GO Festを通じて、その土地のことをもっと知ってほしい――そんなNianticの思いを感じ取れた。

 Nianticがあらためて「リアルイベント」を大切にしていることをもよく理解できた。ポケモンGOにはさまざまなプレイスタイルがあるが、やはり基本は外に出掛けて遊ぶこと。その意味で、GO FestはポケモンGOの原点回帰ともいえるイベントだ。今後も、トレーナーたちの絆を深め、思い出に残るイベントを開催してくれることに期待したい。

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