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「Xiaomi 14T/14T Pro」は何が進化したのか ライカのカメラ搭載で10万円台から、国内スマホシェア3位でさらなる攻勢を

ITmedia Mobile / 2024年10月18日 19時3分

 画像処理を行うISP(Image Signal Processor)として、AIを用いた独自の「Xiaomi AISP」を採用。CPU、GPU、NPU、ISPの処理を統合しており、全プロセスの画像処理の効率が大幅に向上したとしている。このAISPについてXiaomi 14T Proは54TOPS(TOPS=1秒間に実行できる演算処理)、Xiaomi 14Tは24TOPSの性能を持つ。AISPを用いた機能の一例として、8枚のRAW画像を1枚に処理することでノイズを大幅に削減できるという。ダイナミックレンジは先代から6倍向上した。

 動画撮影機能も強化した。「ムービーモード」で撮影すると、2.39:1のアスペクト比で被写体の背景をぼかしながら、映画のような動画を撮影できる。動画はインカメラで4K、アウトカメラで8Kまでのサイズで撮影できる(Xiaomi 14Tはどちらも4Kまで)。

●Xiaomi 14T Proはハイエンドプロセッサ「Dimensity 9300+」を搭載

 プロセッサは、Xiaomi 14T ProがMediaTekのDimensity 9300+、Xiaomi 14TがDimensity 8300-Ultraを搭載。MediaTekのDimensity 9000シリーズと8000シリーズは、ミッドレンジ/ミッドハイのスマートフォンではすっかりおなじみとなっている。発表会ではMediaTek Japanの栫(かこい)啓介社長が、MediaTekはスマートフォン向けプロセッサで3年連続シェアトップを獲得していることを紹介した。

 Dimensity 9300+は、オールビッグコアCPUによるパフォーマンス、同社の第7世代NPUによって実現したエッジ生成AI機能を特徴とする。先代のDimensity 9200と比較して、CPUはシングルコアが15%、マルチコアが40%の性能アップを果たし、電力消費は33%削減できるという。GPUもピークパフォーマンスは46%向上し、電力消費は40%削減できているとする。

 Xiaomi 14T Proが搭載する「MediaTek NPU 790」は68TOPSの処理能力を持つ。このNPUを活用したオンデバイスでのAI処理は、先代から100%高速化したという。Xiaomi 14Tは「MediaTek NPU 780」を備える。

●Googleとの協業でAI機能も充実 独自の画像加工も

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