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「iPhone 16 Pro」と「Pixel 9 Pro」をガチンコ比較 カメラやAIはPixel優位だが、長く使うならiPhoneを選ぶ

ITmedia Mobile / 2024年10月28日 12時2分

 生体認証はiPhoneがFace IDの顔認証に対し、Pixelは顔認証と指紋認証を利用できる。この点では指紋認証も選べるPixelの方が選択の自由度が高い。また、Pixel 9 Proでは指紋センサーが光学式から超音波式に変更されており、以前よりも認証精度と速度が向上した。

 プロセッサはiPhone 16 ProがApple A18 Proを、Pixel 9 ProがTensor G4を採用する。Apple A18 Proは第2世代の3ナノメートルプロセス、Tensor G4は4ナノメートルプロセスとなっており、どちらも新型のプロセッサが採用された。チップの世代はAppleの方がより新しいものを使って製造している。

 また、Pixel 9 Proでは冷却機構にベイパーチャンバーを採用しており、従来よりもパフォーマンスが長時間持続するようにしたという。

 Geekbenchのスコアは実測値で以下の通りだ。実測スコアはiPhone 16 Proがシングル3321、マルチ8191、GPUが32927だ。対するPixel 9 Proはシングル1937、マルチ4618、GPU(OpenCL)が6539だ。OSが異なるのでこの数字はあくまで参考程度にはなるが、CPU、GPU共にiPhone 16 Proに搭載されるApple A18 Proがかなり高性能だ。

 パフォーマンスを確認するためゲームなどで実際に遊んでみたところ、iPhone 16 Proは最新世代のiPhoneなだけあって快適そのものだった。一部コンテンツは120Hz描画に対応するなど、最適化によって相性のよいゲームも存在する。

 Pixel 9 Proは性能面では1世代前のハイエンドスマートフォンといったところ。著名なところでは原神やゼンレスゾーンゼロ、学園アイドルマスターをはじめとしたゲームは高画質設定にすると描写に引っ掛かりなどがみられた。

●カメラ性能はPixelの方が望遠性能で優位 AIを用いた編集機能も充実

 注目したいカメラ性能はiPhone 16 Proはメインカメラが4800万画素、超広角カメラが4800万画素、5倍望遠カメラが1200万画素だ。テトラプリズム方式の望遠レンズを採用したことで、望遠性能を高めながら本体の厚みを抑えている。

 望遠カメラは光学5倍望遠で最大25倍の望遠撮影。超広角カメラを用いたマクロ撮影が可能だ。この他、4K120fps撮影などをはじめとした、高い性能を生かした動画撮影も可能だ。

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