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「Xiaomi 14T/14T Pro」開発の舞台裏 深化したライカとの協業、スマホの中身も強化して「ギアが2段上がった」

ITmedia Mobile / 2024年11月19日 12時9分

―― ライカの画質が入ったことで、商品性も高まったと思います。

大沼氏 Xiaomiのブランドを上げる価値もあります。単にライカの名前を使っただけではなく、ソフトウェア、ハードウェアともにコラボレーションしながら取り組んできました。アプリの改善も含めてやってきましたが、これからそれをどうお伝えしていくかというところです。

―― 一方で、今回はGoogleとの協業も目立っていました。

大沼氏 ご存じの通り、GoogleとはXiaomi設立時からずっと一緒にやってきていますが、最近はそういった取り組みを全面に押し出せるような内容のものが増えてきました。根底ではずっとやっていましたが、ユーザーに見えやすい形で特徴が出てきたのだと思います。

安達氏 Xiaomi 14T/14T Proはこれまでになかったシリーズではなく、日本市場では11、12、13に続く4世代目の端末です。下期には、フラグシップ級の機能をお手頃な価格でという思想に基づいた端末を投入し続けています。大沼からお話ししたように、今回はそのギアが変わり、カメラにライカがついて、AI機能もより分かりやすい形で追加されました。また、お客さまの声をうかがった上で、Proは非接触充電にも対応しています。チップセットもシンクロする形で、MediaTekのAIに強いものを採用しました。

 スマホが停滞しているという空気もありますが、同じシリーズの中で、ギアが2段ぐらい上がったような形でローンチできたと考えています。お客さまのフィードバックを見てもそれを感じていますし、実際に商品の仕上がりもよくなっています。

 Googleとの協業というところでいうと、Androidをどうプレミアム化していくかを戦略的に取り組んでいるところです。その結果として、今年はXiaomi 14 Ultraという形として市場に出すことができましたし、Xiaomi 14T/14T Proも積極的なサポートをいただいています。これは、先頭グループとしてGeminiアプリやかこって検索を搭載できたことや、いくつかのサービス特典にも表れています。

●AIはロールアウトの時点から日本語に対応 カメラの画作りにも活用

―― AIに関しては、独自実装されたところも進化していますが、文字起こしなどがいきなり日本語対応したのには驚きました。

安達氏 規模が大きくない国や地域は後回しになっていますが、日本語にはロールアウトのタイミングから対応できました。試していただければ分かりますが、精度もそこそこあります。ここまで本格的に生成AI的なものを取り入れてから、まだ日は浅いですが、業界での動向も含めて注視しています。

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