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Nothingに聞く、着せ替えスマホ「CMF Phone 1」の正体 4万円台やおサイフケータイなしの意図は?

ITmedia Mobile / 2024年11月21日 10時5分

 Nothingにも通じる部分ではありますが、それをプロダクトのシリーズでより分かりやすくするために、CMF by Nothingとしてブランドのような形で展開しています。

―― CMFではワイヤレスイヤフォン「CMF Buds Pro 2」、スマートウォッチ「CMF Watch Pro 2」が先に出て、スマートフォンの発売が後発になった理由を教えてください。

黒住氏  Nothingもオーディオ製品のイヤフォンから始まっています。われわれとしてはオーディオ製品を開発しやすいですし、ユーザーさんから見てもアプローチしやすい製品として位置付けられていると思います。もちろん、オーディオ製品はわれわれからユーザーさんへもアプローチしやすいと考えています。

―― オープンイヤー型のワイヤレスイヤフォン「Nothing Ear (open)」とCMF Phone 1を同時発表したように、基本的にはスマホとオーディオ製品はセットで訴求したいと。

黒住氏 もちろん、それはありますね。ユーザーが身につけているテクノロジープロダクトで圧倒的に数が多いのは、今や3つに絞られています。1つはスマートフォン。日本において1年間に3000万~3500万台が販売されています。その次にあるのは恐らくイヤフォンだと思います。調査機関にもよりますが、およそ700万台が販売されています。

 さらにその次にあるのが、多機能なものからシンプルなものまである、スマートウォッチですが、この領域はなかなか数字が出にくいです。われわれはテクノロジーでもう1回、皆さんをワクワクさせたいと思っているので、この領域もしっかりとやっていきたいです。

●CMF Phone 1はインドで爆発的な販売数を記録

―― CMF Phone 1はもともと海外で販売されていましたが、売れ行きはいかがでしょうか。

黒住氏 いいと思います。われわれにとって最も大きい市場はインドです。CMF Phone 1はインドで爆発的な販売数を記録しています。予想以上のフィードバックをユーザーさんからいただいている、という感覚があります。

―― そうなんですね。なぜインドで売れているのでしょうか。

黒住氏 インドはテクノロジーに敏感な市場で、新しいものに対して感動が高い市場でもあります。われわれのコアメンバーがOnePlusの共同創業者で、OnePlusも過去にインドでかなり大きな成功を収めたという実績があり、それもうまく活用できたと思います。

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