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シャープに聞く「AQUOS sense9」の進化と「AQUOS R9 pro」を作ったワケ 根底に“AQUOS R9の刷新”あり

ITmedia Mobile / 2024年12月24日 16時33分

シャープに聞く「AQUOS sense9」の進化と「AQUOS R9 pro」を作ったワケ 根底に“AQUOS R9の刷新”あり

ミッドレンジスマートフォン「AQUOS sense9」

 2024年にデザインを刷新したAQUOSシリーズ。この変更に伴い、ど真ん中のミドルレンジモデルとしておなじみのAQUOS senseシリーズも、その見た目や中身を大きくリニューアルした。11月に発売された「AQUOS sense9」が、それだ。デザインがAQUOS R9に近づいていることに加え、ディスプレイやカメラなどが大きく進化。スマホに求められる“必要十分”を底上げした。

 これと同時に発表されたのが、最上位モデルの「AQUOS R9 pro」だ。同モデルは、カメラに特化したスマホというコンセプトをより先鋭化させ、これまで搭載していた1型センサーに加え、超広角カメラやペリスコープ型の望遠カメラを搭載。3眼レンズ全体に対してライカのブランドである「VARIO-SUMMICRON(バリオ・ズミクロン)」という名称が与えられている。

 スマホらしい見た目を維持していたこれまでもAQUOS R proに対し、AQUOS R9 proは、よりカメラらしいデザインに振り切っているのも特徴だ。では、シャープはこの2機種をどのようなコンセプトで開発したのか。その開発経緯を、同社の通信事業本部 パーソナル通信事業部 事業部長の中江優晃氏と、パーソナル通信事業部 商品企画部の清水寛幸氏に聞いた。

●カメラ、スピーカー、ディスプレイのギアをぐっと上げた

―― まず、AQUOS sense9についてうかがいます。もともと、これで十分という端末でしたが、今回は細かくあった不満も全てつぶされているような印象を受けました。どういうコンセプトで企画されたのでしょうか。

清水氏 みんなが慣れてきた結果、「こんなもんかな」とワクワク感がなくなってきていましたが、「もっとこういうことができるぞ」ということをお届けしたかった。それはカラーも含めたデザインと、触れていただいたときの機能の両面があります。ずっと言っていることですが、スマホに詳しくない方にも、これを薦めておけば間違いないと言い訳なしで言える商品にしたいと思っていました。

 まず機能面からお話すると、一段ぐっとギアを上げたところが、カメラ、スピーカー、ディスプレイの3点です。カメラは標準のところはすごくいいと言われていましたが、それ以外のどのカメラを使ってもきれいに撮れるようにしました。超広角もそうですし、インカメラも性能を底上げしています。

 スピーカーは、ステレオ対応したことが1つありますが、それに伴ってボックス型のスピーカーを配置する形にしています。今までは、お値段や構造上スペースがなく、筐体自体を反響させるスピーカーにしていましたが、そこをもう一段進化させるため、ハイエンドモデルにも使われるボックス構造を採用しました。

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