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達人が選ぶ「2024年を代表するスマホ」 ハイエンド/ミッドレンジで厳選した5機種を語り尽くす

ITmedia Mobile / 2024年12月27日 19時25分

 同じ文脈で、Galaxy S24 Ultraを挙げました。こちらは通話そのものを翻訳できるのが新しく感じました。ZenFoneシリーズなど追従する機種も出てきましたね。こういうAI機能はGalaxyシリーズの多くの機種に共通しているので、最初はFlipでもいいかと思ったのですが、「かこって検索」機能をPixelシリーズ以外で先駆けて搭載していて、これを使うならSペンが使える方が相性がいいと思ったので、Galaxy S24 Ultraにしました。

 そして、モトローラのrazrシリーズを1台入れたいと思い、最上位のmotorola razr 50 ultraを選びました。今年は縦折り型のスマートフォンを、若い人が使っている方を目にする機会が増えました。もちろん、それがGalaxyなのかmotorolaなのか一つ一つ確認できているわけではありませんが、「使っている人が増えた」と思えるくらいには、とがった存在ではなくなってきていて、普通の人が使えるくらいに市民権を得てきたのだなと感じています。

 個人的に縦折り型のスマートフォンは、AI機能を使う上でポテンシャルを秘めていると思っていて、生成AIを使って友達と会話するようなアシスタント機能が拡充してきたときに、スマートフォンを小さく持ち運べるというのはすごく便利になるだろうと期待しています。その上で、決済やGeminiなどの利用を含めて、外側のディスプレイの自由度が高いモトローラの端末を評価しました。

 ミッドレンジはAQUOS sense9を挙げました。今年はシャープがいろいろな取り組みをしていて、外部のデザイナーを入れてのシリーズのデザイン刷新を図ったり、「AQUOS R9」ではあえて1世代前のチップセットを搭載してコストを抑えたり、隠し球のAQUOS R9 proでは反対にコストをかけてカメラを作り込んできたり――。こうしたシリーズの中でユーザーの手元に届く端末として象徴的だったのが、AQUOS sense9だったと思います。

  “コスパモンスター”で誰にでもおすすめできる。リフレッシュレートが上がってディスプレイも見やすくなりましたし、6色展開など所持する楽しさが上がったと思えました。ちなみに、台湾とシンガポールでも同時発売をしていて、日本国内だけでなく海外市場へも展開している端末として、スケールメリットが出てきたときに夢が広がるな、と期待しています。

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