Xの変貌で“代替テキストSNS”の覇権争いが過熱 「mixi2」がその穴を埋められるか
ITmedia Mobile / 2025年1月14日 10時44分
mixi2の「エモテキ」は最大3つまで設定できる
2024年も終わりに近づいた12月16日、MIXIは短文テキストSNS「mixi2」を突如リリースした。
mixi2は、最大149.3文字(逆から読むとミクシィ)のテキストを中心に交流するSNSだ。テキストには「エモテキ」というエフェクトを施すことができ、文字を動かしたりアニメーションを追加したりできる。
また、他のユーザーには「いいね」やコメントのほか、「リアクション」をつけられる。絵文字、アルファベット、日本語があり、日本語には「エモ」「わかりみ」など、流行語も用意されている。
ユーザーの投稿はタイムラインに並ぶ。フォローした人の投稿が時系列で並ぶ「フォロー」がメインとなっており、他のプラットフォームのように「おすすめ」を優先していない。
そして、かつて一世を風靡(ふうび)した「mixi」のように、「コミュニティ」機能を備えている。同じ趣味や関心を持つ仲間とコミュニティで出会い、交流ができる。
ここまでmixi2の特徴を簡単に説明したが、既に仕様を把握している人も多いだろう。mixi2はリリース直後に大きな注目を集め、招待リンクを求める人々が続出、アカウント登録者数は12月23日時点で120万人を突破するほどの人気ぶりだ。
注目を集めた理由は、mixiでSNSの楽しさを知り、交流を深めていた世代からの「期待」だ。早速mixiでつながっていた人が再会するコミュニティや、「インターネット老人会」を名乗るコミュニティなどが立ち上がり、40代以降と思われるユーザーを中心に交流を始めている。しかし、mixi2はmixiとは別のSNSであると明言されている。アカウントの連携もない。
「mixi2」事業責任者 笠原健治氏はプレスリリースにて、「世界的な巨大SNSはこの数年、友達とのコミュニケーションという立ち位置から、レコメンドを効かせたより面白い、刺激のある、バズっているコンテンツを見せて、滞在時間の最大化を図るように様変わりしてきている」と述べている。身近な友人知人とのコミュニケーションや、共通の趣味・興味関心の人たちとのコミュニケーションにmixi2を使ってほしいとのことだ。
笠原氏が言うように、主要なSNSは受け手として「おすすめ」に流れるバズコンテンツを見るものへと変貌している。mixi2は、SNSの根本であるコミュニケーションに立ち返るサービスとしてリリースされたのだ。
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