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OPPOが3年ぶりハイエンド「Find X8」を投入する真意 カメラはライカと競合せず、折りたたみはキャリアとの協業がマスト

ITmedia Mobile / 2025年1月16日 11時14分

―― ハッセルブラッドと協業したカメラが載っていたことや、他社がライカブランドを冠したスマホのラインアップを強化していたこともあり、どちらかといえばカメラ性能で決めたのだと思っていました。

河野氏 ハッセルブラッドとの協業は2年前からで、Find Xシリーズには標準で入っています。カメラを推しているのは今に始まったわけではありません。ただ、ハッセルブラッドと協業したのは日本市場では初めてだったということもあり、そこもフィーチャーしました。

―― AIの方向性が見えてきたからというのが少し意外でした。

河野氏 OPPOのAIは、ハイエンドからローエンドに至るまで同じ性能のものを搭載できるのが強みになっています。ハイエンドだからAIを推したいというのではなく、たまたまこのタイミングではこの製品のバランスが一番よかった。画面サイズもそうですし、バッテリー容量もそうですし、もちろんカメラもそうです。テクノロジーのショーケースとしてベストということもあり、この製品で導入しています。

―― とはいえ、シャープやXiaomiからライカブランドのスマホが出ている中、対抗軸としてのハッセルブラッドというようなことは意識したのではないでしょうか。

河野氏 ブランドのことなので僕が言うべきではないのかもしれませんが、ハッセルブラッドとライカはそもそも競合しているのではなく、目指しているものが違うと思っています。一般的にはライバルとみられるかもしれませんが、そうではないということです。車に例えるなら、スポーツカーとSUVぐらい用途が違う。

 ハッセルブラッドはもともとプロフェッショナルの現場で使われていたもので、製品写真を撮るようなプロ用のスタジオには必ずありました。壁面一面に引き伸ばさなければいけないような写真を撮るので、ハッセルブラッドを使うといったような用途ですね。一方のライカはストリートスナップなどに使われていて、ファインダーも独特です。街中で記憶に残るものをスナップしたいという使われ方をしていたと思います。

●「ハイコンテクスト」な日本語はAI対応のハードルが高い

―― AIに話を戻しますが、日本語対応が3月以降というのはAndes GPTがそのタイミングで日本語に対応するということなのでしょうか。

河野氏 はい。アップデートで対応する予定です。

―― これはOPPOに限った話ではないのかもしれませんが、GoogleでもAppleでも日本語は後回しになることが多いと思います。なぜ時間がかかるのでしょうか。

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